地球最後の日を思わせる空をみて
いいかげんに目をさまさないと終わっちゃうよといわれているような、
地球最後の日を思わせる空に遭遇しました。
環境対策をしたら、コスト負担で利益が減るから競争力が損なわれるなんていう、目先の損得に縛られた”せこい”了見を捨てて、真剣に経済と環境の両立をめざさなければいけないなあと考えさせられます。
昨日のNHKの海外ニュースで、環境か経済かでゆれるイタリアを紹介していましたが、温暖化の被害で街が水没しながらも、環境対策のコストが利益を圧迫するから、経済に悪影響となるという意見が多くとりあげられていて正直驚きました。
※※
環境価値という新規需要の創出をてこに両者を両立させ、実体価値に基づく健全な経済循環を後押ししてやることは、世界恐慌の難局を乗り越える新しい力となることは自明のことです。
放置すればマネーバブル~崩壊~恐慌を必然化させるのがマネー資本主義ですが、その病理を緩和する手段は、従来のマネー=利潤という価値基準だけでない、新たな価値基準を、企業活動のエンジンとして導入するしかありません。
にもかかわらず番組の”環境対策か経済優先か”という命題の立て方は、あいも変わらず不況だ大変だ、環境も大変だ、どうしよう大変だ、という騒ぎたい症候群の延長にあるものであまりにもベクトルがなさすぎて唖然としてしまいました。
不況だから人も技術革新もカットしてコスト負担を減らす→需要をへらす→さらに不況でさらなるコスト削減が必要になるという負の連鎖を断ち切るヒントは、従来と違う視点にたたないとみえないと思います。
にもかかわらず相も変らぬ丸か罰かという迷宮にとどまり”たいへんだあ”と騒いでるだけのマスコミ関係者はつくづくものごとの本質を見ようとしない単細胞の人が多いようです。
あいかわらず”環境か経済か”という2択に世論を修練させ、深刻ぶる”あおり”体質から抜けきれないようです。
※※
富の再分配よりも、強烈なコストカットにより富を蓄積させることこそが、技術革新を生み持続的成長のエンジンとなる、というニューエコノミー理論で、マネー偏重を推進した新自由主義でした。
しかし、強欲な連中にいくら富を集中させても、安易な金儲けのツールとしてしか利用されず、結果的に、マネーゲームという非生産的な活動に膨大なエネルギーが消費され、実体価値生産を阻害しただけの結果を生み、世界的金融危機に帰結しているのが今日の状況です。
そんな新自由主義ブームに迎合して、改革礼賛=金融資本主義化=ばら色の日本という幻想とひきかえに、地道なものづくりを支える、技術力、人間力という日本のかけがえのない財産を、強欲マネー資本主義の業火にさらし、ぼろぼろに毀損させるミスリードをおこなったマスコミ、政界、財界の一部の人の罪は重いと思います。
いいかげんに、”環境”か”経済”かという”古くさい二者択一のミスリード”から卒業するときでしょう。
いまこそ”環境”と”経済”を両立させて、”環境”などの”付加価値”をあたらしい時代の経済発展のエンジンとして育てるべき時が来ていると思います。
グローバリズムの下でのコスト競争では、途上国に到底かなわないわが国でしたが、幸いにして、環境分野のみならず付加価値生産力の分野での、潜在能力は、まだまだ世界トップクラスです。
最後のチャンスだという思いで、未来につながる新しい視点を育てていきたいものです。
※※
名古屋市東北端、東谷山山麓から見た名古屋市街上空
先週は冬の雷鳴がとどろき空の表情もめまぐるしく変化しましたが、おおむね午前中は晴天で安定した発電量でした。
12月1日5.28kwh
12月2日6.59kwh
12月3日6.35kwh
12月4日6.04kwh
12月5日0.60kwh
12月6日6.74kwh
12月7日6.95kwh
12月8日6.86kwh
※当社に設置してある3kwのシャープ太陽光発電システム(西隣のビルの影、東北東設置)の発電記録を公開しています。
日が短いだけにビルの陰になる時間も早くこんなものかという発電量です。
夏場は1日で15kwh発電したときもありますから、発電量からも日本の四季の変化の大きさを実感できます。
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