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2009年7月19日 (日)

太陽光発電を活かすにはスマートグリッド

新世紀エヴァンゲリオンのアスカじゃないですが・・・”あんたバカあ?”といいたくなるような”太陽光発電”万能神話にはまっているような政治家が多いと感じる今日この頃です。

”スクールニューディール”ということで、全国の小中学校の屋上に太陽光発電を設置するとか、家庭の普及台数を増やすとか、太陽光発電を増やせばいいと単純に考えているような政策がやたら目に付いていますが、”いんちきエコ”の臭いがかぐわしく・・・どうも納得できません。

太陽光発電の仕事で生計をたてている”私”としてみれば、手放しで大喜びして、太陽光発電設置拡大の大盤振る舞いを推進してくれる”政治家の先生方”に”平身低頭”して、”仕事のおこぼれ”をもらえばいいのかもしれません。

しかし、”日の丸”=”太陽”を”国旗”に掲げる日本という国に、強い”想い入れ”を持つ自分としては、”太陽光発電”を名目にして、貴重な”財政資金”が無駄に浪費されるのはとうてい見過ごすことができないわけです。

あまり知られていませんが、”太陽光発電”の普及台数が少ない地域は問題ないですが、”太陽光発電”の普及台数が多い地域では、太陽光発電の増設に伴い、均一化した電気の質(電圧など)を維持して電力供給するために、トランス共有を避けるための迂回経路も含めて、大変な調整が必要なようです。

日射量により大きく変動する太陽光発電の電力を調整しながら安定供給するには、今のセントラル供給方式主体で整備された電力供給のインフラそのものを、次世代型のスマートグリットといわれる分散調整対応の供給システムに切り替えていかなけれならないわけですが、その分野では先進国の中で日本がダントツに遅れているようです。

昨今”太陽光発電”設置台数20倍というキャッチフレーズばかりが先行していますが、そうした致命的な問題点が置き去りにされているようで、とても心配です。

”太陽光”とか”風力”とかの”再生可能エネルギー”の発電に比率を高めることは、”エコ”という視点だけではなく、”エネルギー安全保障”の視点からも重要です。

その意味でも、現状の電力供給のインフラの問題点を解消しないまま、不安定な発電の太陽光発電を20倍に増やすことだけを考えているような、”あんたバカあ”な”政治家”が自信満々に語る”スクールニューディール”には、ほとほとうんざりしてしまう、というのが正直な感想です。

このままでは、気分だけ”なんちゃってエコ”で、実際は電圧調整で大量の電力を無駄に放出して捨てるだけという、”わざわざごみを分別させておいて、後でひとまとめにして焼却炉へ”という、”ごみ分別回収のいんちき”みたいなことになりかねません。

”スクールニューディール”で、全国の学校に太陽光発電を設置するだけで、巨額の税金を投入するのなら、もっと”スマートグリット”を補完する”蓄電設備””変電設備”に予算配分するとか、余って捨てている深夜電力を有効活用するための蓄電システム設置に補助金をだすとか、”ほんもの”の”エネルギー産業革命”につながるような工夫をしてほしいと思います。

ところで、新エネルギーブーム=エコブームの影で、やがて消滅いく運命にあるだろう地方の地域密着の燃料屋さんのことが忘れられていますが、もったいないことだと思います。
実は、その地域のガス屋さん・・・”地域密着営業”で、貴重な地域ユーザーとのコミュニケーション力を保持していまして”新エネルギー関連”のような”説得型商品”の販売力がはんぱじゃないです。キラリと光る名うての営業のいる”地域のガス屋さん”は、少なくないです。

その力を、”スマートグリッド”の”電力供給業者”、”メンテナンス事業者”として活かさない手はありません。

彼ら地元密着事業者の新エネルギー産業への新規参入を支援する政策補助、資金援助=地域再生プランもぜひ考えてもらいたいところです。(当社的にはライバルが増えるんで大変になりますが・・・)

こうした地域事業者の事業転換支援がうまくいけば、”エコ”、”エネルギー”にとどまらない産業政策、地域再生策として、景気回復の道もみえてくると思います。

8月の総選挙に向けて、”太陽光発電の設置補助額を倍増させて太陽光発電の設置台数を20倍にします”なんていう”あんたバカあ”なマニフェスト案を考えている政党もあるかもしれませんが、現場のプロが納得できる”新エネルギー産業革命””地域産業再生””地球環境保護””環境価値の市場化”などのキーポイントをしっかり押さえた”マニフェスト”を提出してもらいたいものです。

偏差値が高い大学を出た人が多いわりに、”つぼ”をはずした”プラン”が多いのは、受験偏差値は高くても”KY偏差値の低さは最強レベル”の”法曹出身者”が多いからでしょうか(爆)

欧米は新エネルギー産業革命の主戦場に”スマートグリット”を位置づけています。

個別企業でどうこうできないレベルの先行投資、政策誘導がものをいう分野です。

今のままの”あんたバカあ?”な日本な政治では、インフラ整備に遅れをとって欧米の”かも”にされかねないです・・・orz・・・なんとかしてください・・・・

スマートグリッド紹介記事いろいろ

(1)「スマート・グリッド」構築がアメリカの競争力維持に向けたコア・プロジェクト(ダイヤモンド)
http://diamond.jp/series/zai_hirose/10015/

(2)スマートグリッド 次世代送電線網 相次ぎ実験  (日経)※引用記事
http://blogs.yahoo.co.jp/binrei2/31985780.html

”エコ”で頭がお花畑になったような”政党”もあるようですが、本質をふまえてきちんとした政策実現をすすめている政治家も与野党それぞれいらっしゃいます。

(3)参議院議員 島尻あい子 WEBサイト 産経新聞 スマートグリッド記事紹介
http://shimajiriaiko.ti-da.net/e2711173.html

さあ本当の新エネルギー時代にむけて・・・”いんちきエコ”と戦いながら”日の丸”背負ってがんばります・・・応援よろしくお願いします・・・

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