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2009年7月 8日 (水)

阿弥陀経とキリスト教・・封印された死海文書そしてエヴァ

中日新聞の朝刊で、五木寛之氏の小説”親鸞”が連載されているんですが、毎日楽しみにしています。

うまくいえないですが、”他力本願”の”念仏”とは、ありのままの自分の弱さ、愚かさ、醜さを認めること、同じように業にさいなまれ苦しみを持つ他人を同胞として慈しむこと、すべての人を慈愛を持って包み込んでくれる阿弥陀如来の救いを希求することなど、位相の違う”こころ”のあり方を一体化させる過程をへて、”こころ”を魂の救済=愛の境地へとを導いていく一つの方便だと思います。

五木氏の連載小説”親鸞”では、ひとりの仏教者がその”他力本願=念仏”をひとつの方便として悟った上で、人間の魂の救済のあり方を試行錯誤していく、魂の遍歴を描こうとしていますが、本当の宗教のルーツにあるべき、”慈愛”を照らし出そうという、氏の集大成にふさわしい作品だと感じています。

そうした氏の小説に毎朝接する中で、最近ですが、”実はキリスト教の”メシア”と阿弥陀経の”阿弥陀如来”は、同じ存在ではないか?という事実に気づきはじめました。

時系列で言えば、釈迦が阿弥陀経を説いた時代より300年以上後に、キリスト教のベースとなる旧約聖書が創られていますが、旧約聖書誕生の秘密が書かれていて封印されているといわれている”死海文書”なるものに、実は、ユダヤ教~キリスト教の起源は、釈迦が方便として説いた阿弥陀経にあることが明記されているのかもしれません。

実は、ユダヤ教~キリスト教は、個人=私の意識が強い西洋に向けて、釈迦の説いた阿弥陀経をより信仰への強制力を強化したものとしてアレンジされたのではないか・・・という、西洋人が聞いたら怒り狂うような仮説ですが、中日新聞の連載小説”親鸞”を読んでいると、普通に想像できる事実として感じれるようになっています。

善人が救われるのに悪人が救われないわけがない・・・という逆説的な物言いの中に真理をなげかけている親鸞上人の他力本願=念仏の思想と

人間は罪深い存在であり、神に懺悔し、悔い改めることで神に天国に導かれるというキリスト教の贖罪思想

裏返せば、どんなに悪逆非道な行いをしたものでも、仏を念じ、神に祈れば許されるという救済の構造が実に似ていると思いませんか?(一歩間違うと御利益的・ご都合主義的解釈で、堕落につながりやすい反面、大衆人気を得やすい)

仏教とキリスト教の違いは・・・仏教者が、あくまでも他力本願=念仏を方便とした上で、万物を受け入れ、慈しむという”こころ”の導き方のひとつと悟ってとらえるのに対して、キリスト者は、すべてを罪深い人間としての存在の贖罪に集約させ、神の絶対化へと収斂させていくというように最終的なベクトルは大きく違いますが、”自分が不完全な存在であることを認め、救いを受け入れることから始まる”というスタートは同じだったんじゃないかと感じています。

ちょうど先月の27日から”新世紀エヴァンゲリオン新劇場版・・破”が劇場公開されています。”新世紀エヴァンゲリオン”では、”使徒襲来”~”サードインパクト=ハルマゲドン”に至るシナリオは”裏死海文書”を踏襲しているという設定になっていましたが、発掘されて以来、封印されたままの本物の”死海文書”には何が書かれているのでしょうね?

前作の劇場版”新世紀エヴァンゲリオン~AIR”は・・贖罪としての”人類補完計画”を遂行しようとする秘密結社”ゼーレ”、自己の絶対化としてゼーレの”人類補完計画”の利用を狙った”ゲンドウ”、運命に翻弄される”シンジ”たち”チルドレン”が絡む”終末”に向かうストーリーの中で、結論として、ミサト、リツコ、ゲンドウ・・・消滅していくひとりひとりの人間に対する”切ない愛おしさ”を余韻として残し、その余韻そのものをメッセージとした”秀作”だったと思います。

今回の新劇場版4部作も、最終的には、”大乗仏教”的な”愛”に集約されていくのでしょう。ぜひ劇場で見てみたいと思っていますが、上映劇場が少ないのと時間がないのとで、またビデオで見ることになりそうです。

”アニメ”という先入観を捨て、文学作品を見る感じで、宗教観的なテーマを絡めてみるとなにか深い物を感じれると思います。年配の人にもおすすめですから是非見てやってください。

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