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2010年6月12日 (土)

野中氏の官房機密費暴露におびえる議員が政界混乱の元凶

”官房機密費ステルスブーメランにおびえる一部の議員”

小渕政権時代に官房長官だった野中広務氏が、連日テレビに出ていたような政治評論家に官房機密費をばらまいていたことを暴露しました。

その後、それに関連して、各新聞社の編集幹部・政治部記者にも同様にお金がばらまかれ、見返りに社外秘である各社の取材情報が上納されていたということまでが暴露されていますが、肝心の実名リストは、かろうじて何人かの氏名が判別できるていどのメモのピンボケ写真が週刊ポストに掲載されただけでした。

(記事で出ていない名前で、掲載された写真のリストで読み取れたのは竹村健一さん)

官房機密費供与先リスト公開をめぐってはその後の進展はなく、社会正義のための暴露でなく、機密費をもらっていたことを暴露されたくない誰かに対する脅しが目的だったのではないかと思います。といいますのも、先週の日曜日のTBSの時事放談に出演された野中氏は、引退した政治家と思われないくらいに個人感情が前面にでた小沢批判を展開していまして、最終目的は小沢つぶしのための参院民主の離反誘導工作だったんではないかという疑問を日に日に強く感じているからです。

周知の通り、今回の小沢・鳩山辞任とか、小沢氏が確約した全法案の廃案につながる動きを強引にすすめたのは、旧社会党・民社党系の労働組合出身の参議院議員です。

騒いだのは参院選の状況を有利にしたいからという表向きの理由が語られていますが、本当は機密費のこと公表してもいいかという脅しが効いてる気がするんですね。

遠まわしにこんな風に声かけられたら、選挙で落選の恐怖を感じている人だったら一撃でテンパってしまうのは当然だと思います。

”新政権誕生は公正な機密費のあり方を見直すいい機会だとおもいませんか。”

”先生の野党時代に、背広代として、あるいは海外視察のお土産代としてお渡しした機密費のこと公にしたいと考えていますが、いかがですか”

という、意味深な問いかけを、旧社会党系・旧民社党系の多くの議員が投げかけられ、動揺してしまうのも普通じゃないかと思います。

選挙協力取りやめ恫喝で、一挙に鳩山小沢W退陣の流れをつくった社民党の又市副党首が、自治労出身で”ものもらい”の体臭を放っているということでピーンと来るものがありました。

民主党内に目を転じてみますと、小沢執行部が提出した全ての法案を廃案に追い込んだ一連のクーデターの動きを牽引したのは仙さんらしいですが、もともとは旧社会党ですからね。フリージャーナリストの岩上さんの質問で突然しどろもどろになった菅総理は旧社民連ですしね。(何故かマスコミ報道では不思議な脂汗状態がカットされていますが)

誰がキーマンなのかということをよくよく見てみると、野中氏が放った”官房機密費”爆弾が実はマスコミに向けられたものではなく、対象となる旧野党議員を多く抱えた小沢民主党に対する”ステルスブーメラン”攻撃であったことが見えてきます。

ひとえに過去にやましいところのある議員の”官房機密費”暴露に対するおびえが、一連のドタバタ劇を後押ししたように思えて仕方がないです。

”トロイの木馬”といわれる党内スパイウエアの前原グループ・野田グループがつねに足を引っ張るのは規定路線でなんということもありませんが、小沢氏の党内基盤のひとつとされた労組出身の参議院議員が”小沢おろし”"鳩山おろし”の旗振り役を担った点は、おおいに注目に値すると思います。

日教組出身の輿石氏、自治労出身の高嶋氏、ゼンセン同盟出身の平田氏などなど・・・官房機密費をもらっていた野党議員という雰囲気がぷんぷんする労働貴族系の人たちです。参院ではありませんが、口蹄疫問題の責任をとったかたちで再任を断った赤松農林水産大臣も元社会党書記長ですから、旧野党として”官房機密費”のおすそわけをもらっていた過去と無縁だったとはいいきれない感じがします。

今回の参院選挙では小沢民主党は二人区に二人の候補者をたてる戦略をとっていましたが、二人のうち一人は労組中心の候補者ですから、官房機密費ブーメランが炸裂しても、労組組落選による自然淘汰で痛手は最小限に済ませれるという読みがあったのかもしれません。小沢氏の後任の選挙対策の元NHK記者でテレビ政治家の安住氏が二人擁立の見直しを始めてすぐひっこめたのも不幸中の幸いだと思います。

野中さんも、リストを渡された上杉さんも、官房機密費暴露をちらつかせた”へびの生殺し”はやめにしたらどうでしょうか?さっさとオープンにして、参院選候補の労組出身議員を直撃したらどうでしょうか?

過去にやましい覚えがあるかたも堂々と慣習だったと白状すればいいと思います。へんにびくびくして現在の政治に悪影響を与えるほうがよっぽど罪深いと思います。

同時にマスコミの”報道とカネ”の機密費爆弾も炸裂させたら、官公労のダラ幹とマスコミ編集部のダラ幹をまとめて消去できるチャンス到来です。日本の未来のためにぜひ踏み込んだことをしてもらいたいと思います。

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