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2010年6月24日 (木)

意外と知られていない太陽光発電の系統構成の話

某メーカーの太陽光発電パネルですが、構造的に致命的な欠陥があるんじゃないかと言うことに気づきました。すこし頭を使えばどのメーカーのどの製品のことかわかりますのであえて名前は出さないでおきます。

このことに気づいたのは昨年です。昨年、施工をした業者から試運転時の発電量が、某メーカーに限り定格出力に対して異常に低いことが多いいう話を聞きまして、どうゆうことなのかずっと不思議に思っていました。

たまたま、当社の別のメーカーのユーザーさんで、冬場の影の影響で、最低動作電圧に達せず運転停止がつづく系統ができた事がありまして、システム定格出力と比べて著しく低い某メーカーの発電量のなぞに気づいたしだいです。

海外で太陽光発電を設置する場合、日本のように設置面積が限られるという制約がありません。ですから日射条件のいいところを自由に選べるので、部分的な影の影響とかを想定しなくてもいいわけです。

そのため海外メーカーの太陽光発電システムは、部分的に影に覆われることによって生じる直列系統全滅のリスク回避がされていません。

その結果、影の影響が発生しやすい日本で、一部の直列系統がダウンして、ぜんぜん実発電量が伸びないということがたびたび見られます。

どうゆうことかといいますと、太陽電池の系統内の接続は直列ですが、直列のうちのたった一枚に影がかかることで、直列の乾電池のひとつをはずすのと同じ、一系統全滅状況が発生するということです。

某メーカーの実発電量が低すぎるのも、同様の現象が起きている可能性を感じます。

日本のメーカーの場合は、基本的には、そうした影のリスクを回避し、出力の低下が影がかかった部分に限定されるように、バイパスダイオードを組み込んでいて、ダウンしたモジュールを迂回して直列系統を維持する仕組みになっていますので大丈夫なはずです。

しかし、某メーカーの場合は、モジュールの形状で迂回経路を確保しにくい形状になっていまして、冒頭の、定格出力の割りに著しく実発電量が低い現象がおきやすくなっているのかもしれませんね。

おそらく、影がかかり出力低下して電気の流れを妨げるモジュールのブロックを迂回させるバイパス機能が、逃げ道が少ない形状のために機能不全におちいってるのでしょう。

せっかくのいいアイデアで生まれた美観にすぐれた商品です。早急な対策を期待したいです。

太陽光発電は製品価値が定格出力ということで数値化され、比較がしやすいようですが、目に見えないところの差が意外と効いてきたりします。

価格競争では中国メーカー・アメリカメーカーなどにとても勝てない日本メーカーですが、いまだに市場の上位に踏みとどまれているのは、製品の目に見えない品質の高さが海外でも理解されているからだと思います。

太陽光発電の国内市場にも、中国・韓国・アメリカと海外の太陽電池メーカーがどんどん進出してきていまして、数字至上主義の巨大自転車操業の家電量販店のヤマダ電機さんなんかは、積極的に海外メーカーを売り込んでいますが、ユーザーとの接点は希薄であることの裏返しだと感じますからあまりお勧めはできませんね。

むしろ家電量販店でしたら、自社販売施工の一貫体制を模索しているコジマさんのほうが、長期使用を前提とした住宅設備にふさわしいスタンスを感じます。(いまは素人集団なので攻勢をしのげれますが、今から数年後、人材が育った場合には脅威になると感じます)

いずれにしましても、目先の欲にとらわれず、太陽光発電の市場成熟の一助になればと、日々精進していくことで、未来への答えが見えてくる気がします。

これからも日本メーカーの太陽光発電にこだわっていきます。応援よろしくお願いします。

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