自分探しで政治家を目指したイカくさい年増こどもたち
小沢鳩山退陣の後遺症なのか、ぽっかりと穴が開いたような喪失感がどうしようもないです。新しい総理に代わって大変な時期ですから、がんばってもらわないと日本が大変なことになリますが、いまひとつ応援しようという気持ちになれないのは、クローズアップされた面々に義侠心よりも自己顕示欲のほうを強く感じてしまうからなんでしょうね。
熾烈な権力闘争のうえにある政治ですが、根っこの部分には、日々を生きている国民への想いがあるからこそ、人間として共感を生み、感動できるものなんだと思います。
菅総理が誕生し、民主の若手”七奉行”といわれてきたアラフォー、アラフィフ、団塊連中がクローズアップされてきましたが、やることやってくれればいいよ・・・という冷めた気分しか起こりません。
おそらく菅総理が中心メンバーとして選ぼうとしている人物に、”公”よりも自己実現という”私”を強く感じてしまうからだと思います。
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政治を志すにあたり、”正義感”でスタートする人と、自分の才能を活かすやりがいがある仕事をしたい、という”自分探しの延長線上”で政治を志す人と、家業としての政治家を引き継いだ”世襲”の人の三通りがありますが、最近の政界では、”あいのり”の横粂氏みたいな”自分探し”派が多くなったみたいです。
民主党の中では、中堅に”自分探し”出身者が多いのですが、その多くが反小沢といわれるグループの中核になっていて、本質的なものを垣間見せていて面白いと思いますね。
自分の能力を生かせる場所を求めて政界にはいっただけあって、智謀を尽くす政治工作に長けていますし、議論も弁舌なめらかで、まさに政治家という職業が天職のようにみえるんですが・・・・彼らに肝心のものが欠落しているような気がしてしかたがないんです。
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理論先行の売れない営業マンと同じで、いくら販促企画を立案するのは得意でも、お客さんの共感を得るつぼを体得できていない人が多いようです。理論派の営業マンが、ついついお客様に対する言い負かしモードにはいってしまって、ぜんぜん契約が取れないということはよくありますが、それとおなじでしょう。
理屈のつじつまあわせの優等生が、人を説得できないジレンマに陥ることはよくありますが、究極的にひとは感情で動くもので、理屈で動くものであるということを実感できてないんでしょうね。
理屈で網羅できない真実のほうが多いということを体得できないかぎり、共感がどこからうまれるのかという答えをみつけることもできないはずです。
テレビでよくでてくる石原のぶてる氏とか、山本一太氏とか、大村秀章氏とか、片山さつき氏とかも、相手のイメージをおとすディベート術という討論のテクニックに長けていますが、共感を呼ばないという意味では、民主党の”自分探し”グループの人と同じタイプなんでしょう。
ある意味、女子と縁がないイカくさい男子学生というか、コペルニクス的転換をしないまま中年になってしまった”とっちゃん坊や”というか・・・ようするに”いい年”をして、自分を中心に世界を回しているだけのひとたちなんですよね。根底に”こころ”がありません。
自分が大河の一滴であるというあたりまえの視点を体得できないから、他人への思いやりとか、理屈だけで解決できない空気を読み取る能力を成長させれなかったひとたちだと思います。
しかし長い人生です。
自分の小ささ、人の情けのありがたさ、を思い知らされる機会は、これからいくらでもあるでしょう。
いまは自分探しの自己実現の世界に入ったままの彼らでも、ひと皮ふた皮むけていけば、おおきく変わる可能性もなくはないでしょう。
机上の空論におぼれる頭でっかちのとっちゃん坊やたちが、自分の小さなプライドよりも重要なものが世の中にはたくさんあるということを学びとり、こころから国を愛し国民を愛せる政治家に成長していくことを期待します。
PS
代表選の樽床さんの演説はこころのコアの部分をゆさぶるすばらしいものでした。
(残念ながら、各テレビ局のニュース編集がドンくさかったせいで、ニュースでは見事につぼをはずした編集のものしか見れませんでしたので、生で聞いていない人にわからないでしょうが・・・・スカスカの菅さんは3-0で負けてました)
一昔前は”世界の中心で自分を売り込む””とっちゃん坊や”のグループに属していた人だと思いますが、落選後の地を這うような4年間の中で、一皮もふた皮も向けたんでしょうね。
国民に対する、国に対する、同志に対する思いに満ち溢れていました。
虚飾を取り除いた後に残る大切なものを掴み取った一人の人間ドラマをみた気がします。
菅さんが中心に選んだ民主の”とっちゃん坊や”のグループの人たちも、彼の演説じゃないですが、党内闘争の政治駆け引きに埋没することなく、この国と国民に対する想いを真ん中に、これからの政権運営をしてもらいたいと思います。
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