太陽光発電市場に続々参入する量販店価格にも対抗できる当社に低賃金重労働の威力を実感!~TPPの悲劇連想
家電量販店というと低価格というイメージがありますが、われわれのように太陽光発電に長年かかわってきたスタッフがいる中小規模の会社と比べたら、コストパフォーマンスでは段違いの差があります。
ずばり経験の差からくる能力差といいたいところですが、実は実はそんなことよりも、”低賃金重労働”という”とほほな現実”が一番の理由だったりします。
経験豊富な人材が、労基法枠外の、なんちゃって管理職として、年収400万円で実働80時間働くのと、未経験の人間が同じ年収で実働30時間働くのでは、成果は違って当たり前です。
日本の官公庁とか大企業の高コスト体質の尻拭いを一手に引き受け、日本の競争力を底辺で支えている中小零細がおかれている低賃金・重労働の実態は、直接ユーザーと取引できる現場では、高いコストパフォーマンスで、市場競争力につながったりします。
多くの中小零細企業が、そのコストパフォーマンスの果実を、元請の大企業とか官公庁のピンはねに吸収されていて気づいてないと思いますが、実際に太陽光発電の販売施工の現場で、大手の量販店が参入してきて、価格競争力では引けをとらないということをあらためて実感しました。
この2月から毎週のように量販店のチラシが入ってきますが、当社の価格を軽く上回っています。
ざっと列記してみますと(すべて消費税込み・工事費込みの価格)
一番コストパフォーマンスが高いのが
ケーズデンキさんで2.93kwで169万円(オール電化込みで229万円)
エイデンさんが2.88kwで169万円
一番安そうで実はコストパフォーマンスの低いのが
ヤマダ電機さんで 2.4kwで144万円といったところ。
コジマさんは直営工事体制で経費倒れの怖さを学習したようであえて価格訴求はしていませんが、おそらくケーズデンキさんと同じコストパフォーマンスの高さを生む価格で提供されると予想できます。
これらの価格は、従来の太陽光発電の訪問販売主体の販売価格と比べれば割安感がありますので、市場に対するインパクトは大きかったと思います。最近問い合わせ件数が激減しているのも、そうした量販店の価格訴求チラシの影響もあると思います。
ただ、それよりも上回るコストパフォーマンスを提供できる価格を追求してきたのに、みすみす経験値の低い家電量販店さんに売り上げをとられるのも癪に障りますので、目立つ形で価格対抗をしようと思います。
長時間・低賃金が、家電量販店を上回るコストパフォーマンスを発揮できる実例として下記の費用見積もりを家電量販店の費用価格と比較してご覧ください。
メーカーに対する値引き交渉力・効率的大量販売力をもった量販店でも、当社レベルの企業に価格競争力で負けるということは、低賃金重労働の威力というのは結構あるものだと自虐的に実感できたりしました。
TPPをはじめとして、グローバリズムの拡大で、日本の勤労者も、低賃金長時間労働の途上国の勤労者と競争させられようとしていますが、大多数の勤労者が、低賃金・重労働によるコストパフォーマンスの差で勝負にならない事態に追い込まれることも想像できますね。
家電量販店でも、うち程度の企業にも価格競争力で負ける・・低賃金重労働というのは結構威力があります。平成の開国やらで、低賃金重労働になれた途上国の人材と同じスタートラインで勝負させられる日本の勤労者はかなりつらい目にあうでしょう。
年収200万円でも破格の待遇と感じる途上国の高学歴の優秀な若者がごろごろいる中で、いきなり競争させられるあり方は、ピンはねする立場の人間にしてみれば、デラおいしいはずです。
おそらくアメリカ優先のTPPで一番おいしい思いができるのは、日本の潜在能力の高い労働力を、低賃金重労働で働かせて、直接ピンはねできるようになる、ユダ金連中でしょう。
ピンはねされながら、低賃金重労働で競争させられる側はたまったものじゃないです。
現在の民主執行部とか、エリート官僚連中とか、下積みの社会経験のない連中が、高額の報酬をもらいながら、机上の空論が生んだ抽象的なイメージ先行で、開国・貿易立国という言葉に酔いしれているようです。
日本の中でももっとも人材としてのコストパフォーマンスの低い彼らにこそ、年収100万円の優秀な途上国の人材と裸で勝負して、己の力量を実感させてやりたい!と思う今日この頃です。
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