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2011年6月27日 (月)

”電田プラン”支持の鹿野農水大臣!休耕田をコンクリートで固めちゃって本当にいいんですか?

農地を保全しながら国内食糧自給率を高める農林水産大臣が、周辺農地への悪影響も生む休耕田利用のメガソーラー推進の発言をしたので驚いてしまいました。

おそらく太陽光発電は簡単に移動できると考えて、必要に応じて農地にすればいいという考えなんでしょうが、実は建物の屋上など基礎がしっかりしたところに設置するのと違い、田んぼにつくるとなると、莫大な基礎工事が必要となります。(電田という名目で農業土木の堂々たる復活・・・だから農水省も賛成なんでしょうか?)

そうしないと、経年変化で、パネル配置のゆがみが大きくなり、日射条件のちがうパネルを直列配列するPVミスマッチによる出力ロスが莫大な量になるからです。

参考図表 
日射条件のちがう太陽電池を同じ系統につなぐとPVミスマッチのロスが生じます。
(クリックで拡大)
Pv

同じ系統に組まれた各太陽電池モジュールが同じ日射条件を確保するために、一番重要なのは、傾斜角度・方位角度が同じであるということです。
そのために、パネルのでこぼこをなくす作業=不陸調整作業に、施工のプロのプライドがかかるわけですが、経年変化で沈みこみが変化していき、架台のゆがみがパネルのゆがみにつながっていくことが見えている田んぼに、精度の高い基礎工事なくして、不陸調整など成立するわけないです。

まともな日本の太陽光発電メーカーの場合、地上設置でメーカー出力保証を得ようと思うと、かなりの強固な基礎の上に架台をつくらないかぎり保証を得られません。

それをわかって休耕田を太陽光発電所にという発言をしているとしたら、自然と調和した日本の農村風景をコンクリートで塗り固めるつもりというわけですから、恐ろしい話です。

引用 参考ニュース

耕作放棄地で太陽光発電、鹿野農相が前向き発言
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110626-OYT1T00493.htm?from=tw

 鹿野農相は26日、横浜市内で開かれた太陽光発電に関するシンポジウムに出席し、全国に約40万ヘクタールあるとされる耕作放棄地について、「約30万ヘクタールは(農地として)なかなか活用できない。その地を(太陽光発電の用地として)活用していけばいい」などと述べた。

 農林水産省は、22日に開かれた「エネルギー・環境会議」に提出した資料で「耕作放棄地のうち、約17万ヘクタールが太陽光発電や風力発電に利用できる」と指摘。鹿野農相の発言は農水省の見解よりも踏み込んだもので、自給率向上の観点からも議論を呼ぶ可能性がある。
(2011年6月27日01時25分  読売新聞)

引用以上

日本のこころのふるさとの風景の棚田が、コンクリートで固められると思うと、ぞっとするんですが、政治家の人には、日本のことを真剣に考えて発言してもらいたいものだと思います。

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コメント

大変に参考になりました。私もマイブログで「ハチドリのエコレポート」に『ヒマワリと電田』を載せようと下調べ中です。今週日曜日に出したいと思っています。感謝です。太陽光発電~自転車まで、各種エコをレポートしています。よければマイブログ見てください。

投稿: 白樺人 | 2011年9月29日 (木) 18時44分

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