いかがわしい太陽光発電業者のトリックに悪用された?ダイヤモンド誌の記事をフォローします!
経済オンチの財務省増税プランとか、経済産業省お手盛りの原発事故賠償スキームに対して、適切な反対意見を対峙させて好評の週刊ダイヤモンドさんですが、太陽光発電に関する記事で、訪販セールスの印象誘導みたいなおかしなメーカー比較図表を載せていました。
太陽光発電のへんな印象誘導商法に利用されかねないのでフォローさせていただきます。
問題の図表が掲載された週刊ダイヤモンドの記事
一般家庭でも加速する太陽光発電ニーズ・あなたのシステム選びの基準は正しいか?
「実発電量」「次世代電池」で考える費用対効果
http://diamond.jp/articles/-/12531?page=3
※ダイヤモンド誌に掲載されていた”あざとさ”満点の太陽光発電メーカー比較表
(クリックで拡大)
ここでとりあげられた表を見ますと、市場価格でも、メーカー希望小売価格が違うメーカーを、なぜか4kw=240万円という同じ価格という前提で比較させるという不思議なことをしています。(あるメーカーの場合メーカー希望小売価格よりも高くなります。)
そんな不思議なことをしてまで、全メーカー同一価格としたうえで10年間の回収率を強調して、特定メーカーがコストパフォーマンスが優れているような錯覚を誘導させています。
しかし、実際のコストパフォーマンス比較というのは、それぞれに違うコストと効果のバランスで見ないと無意味なわけで、こんな訪問販売セールスがインチキ印象誘導に使うような代物を、まんま掲載してしまったダイヤモンド誌編集部さん・・・・やっちまいましたね。
どうせ掲載するならこう修正すべきというものを作りましたので、参考にしてもらいたいと思います。
同じ表でもこれならフェアなものに修正できますw(クリックで拡大)
市場での実勢価格(当然のことながら低コストを追求している当社価格よりは高い)をベースに、本当の回収率、コストパフォーマンスをわかりやすくしてみました。
最近いい記事を届けてくれているダイヤモンド誌さんですが、インチキ訪販がよく使うようなトリック資料をまんまとつかまされたみたいですねw
太陽光発電の業者の中には、海千山千の連中が少なからず存在しますので気をつけてください。この手のトリックに載せられて、みすみす高い買い物をさせられる人が多くいます。
こういった業界ネタもちょくちょく出していきますので応援よろしくお願いします。
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