« 低コストの海外製流入で苦戦する国内生産メーカーを薄利で応援したい! | トップページ | さよなら原発集会に集まったすごい数の人・人・人(写真) »

2011年9月19日 (月)

あるソーラーメーカーの広告コピーをナナメ読みしてみる

ブログ村の広告主さんのマイナスになる記事を書くと、さらにブログランクのINポイントが激減しそうですが・・・太陽光発電の基本的な知識とともに、メディアの印象誘導の手口を認識してもらえ、健全な市場形成につながると思いますので、あえて記事にさせていただきます。

最近ブログ村の太陽光発電のランキングをひらくと昭和シェル系のソーラーフロンティアさんのこんなバナー広告をよく見かけます。

Photo

普通の人が見たら、ソーラーフロンティアというメーカーの太陽電池は実発電量が大きいのかという印象を刷り込まれるだけだと思いますが、このメーカーの製品の事前知識があるひとにしてみたら・・えっなにか新製品でも開発したの?と好奇心をそそられクリックしてしまうのではないでしょうか?

ソーラーフロンティア=薄膜型=価格は安いが、発電効率が低く、実発電量が少ないという方程式が成立していたメーカーが、”ソーラーパネルは実発電量で選ぶ時代へ”とか広告コピーで大見得を切られると・・ぜんぜん違う商品を開発したんだと思い込まされてしまうわけです。

ところがどっこい、中身を調べてみたら、ただ定格出力に対する実発電量が高いということを誇大訴求していたことがわかり・・・広告業の詐欺まがいぶりを実感させてもらいました。

シリコン結晶をスライスした多数のセルを連結する結晶タイプと違い、金属板に薄膜上のシリコンを流し込む薄膜タイプは、連結の数が断然違いますので、当然のことながらセル間の電位差で生じる放電ロス・熱損失ロスも少なくなり、セル単位の計測値をもとに表示されるソーラーパネルの出力特性に対する実発電量の歩留まりは大きくなります。

薄膜タイプの太陽電池が、結晶タイプ太陽電池と比較して、出力特性に対する実発電量の比率が高いというのは当たり前のことです。あえて広告コピーで”実発電量で選ぶ時代へ”などと大見得をきれる話ではないと思うわけですが、それを広告コピーで訴求するあたり”広告屋”の”あざとさ”を感じさせられます。

実発電量をクローズアップした場合、問われるのは同じ家に設置して最終的な発電量が大きいのはどちらか、耐久性に優れ長期間安定した出力を供給できるのはどちらかということのはずです。
ところが、”クチ先付加価値の達人”のメディアの広告屋にかかると、そうした基本情報は見事にスポイルされて、”実発電量が高い”という”ある一面ではうそではない”事実が誇大に評価され、あたかも最終的な発電量比較でも優れているような印象誘導にのせられるわけですから困ったものです。

最近マスコミ報道の偏向ぶりに違和感を感じる人が増えてきたとはいえ、大多数の人はマスコミの印象誘導にのせられたままで、うそも百回言えば真実にあるといわんばかりに、日本の将来にマイナスのツケを残す増税やむなしを刷り込み続けています。まったく無実の人が、マスコミ報道で犯罪者にされてきた例も枚挙に暇がありません。

そんな冤罪大量生産するほどの絶大なを持つメディアですから、たいした商品力のない商品を、あたかも新技術で開発された高品質商品であるかのように思い込ませることなど簡単なことでしょう。

そうした印象誘導のすりこみ構造から自立するには、情報の受け手の一人一人が、印象誘導で肥大したイメージと客観的事実の違いを冷静に判断できる能力を身につけるしかないです。

印象誘導された事実と客観的事実の落差をわかりやすく図表化しましたので参考にしてください。

参考画像・・確かにソーラーフロンティアのソーラーパネルの実発電量は定格出力との比較では高いので、”ソーラーパネルは実発電量で選ぶ時代”というコピーは他社より発電能力が優れているように錯覚させる印象誘導の狙いがあったとしても、必ずしも虚偽告知ではありません(クリックで拡大)

Photo_2

ただし、現実的に家の屋根に設置した場合の実発電量は、最低の少なさです。

参考画像 標準的面積の屋根に設置した場合の実発電量メーカー比較
(クリックで拡大)

Photo_3

変換効率がダントツに低い薄膜の実発電量が3956kwhというのは予想通りでしたが、変換効率がダントツに高く、発電量が一番大きくなるはずのHITが、5067kwhで、シャープの5330kwhより少ないのは予想外でした。日本の在来工法の寸法とパネルの寸法の相性の問題で、空きスペースが無くパネル配置ができるシャープが一番年間発電量を大きくできたという意外な事実がわかりました。

変換効率が高い=最大の発電量を供給できるとは限らないわけです。まして定格出力に対する実発電比率が高いだけで最大の発電量が約束されたわけではないわけです。

日本は技術力があって、何重もの備えがあるから、致命的な原発事故がおきるわけがない・・・というイメージを信じてきた日本国民ですが、まさか”理系わからんちん”の東大法学部卒の官僚が、安全基準のハードルの上げ下げを最終判断してきたという事実など知ろうはずもなく、・・・そんな重大な事実を知れば、国民が信じてきたのが、根拠のない安全神話だったことを思い知らされます。

つねに事実を見極め、自分は思い込まされているだけじゃないか?という疑問を持ちながら、事実を冷静に見つめなおしたいものです。

今回の記事は、前回に続き広告主にマイナスになる記事ですから、ブログランクINポイントがどんな動きになるか興味深々です。

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 経済ブログ にほんブログ村 政治・社会問題 にほんブログ村 風力発電・太陽光発電

|

« 低コストの海外製流入で苦戦する国内生産メーカーを薄利で応援したい! | トップページ | さよなら原発集会に集まったすごい数の人・人・人(写真) »

「マスコミをいじる」カテゴリの記事

「太陽光発電関連情報」カテゴリの記事

「裏話いろいろ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/528455/52771265

この記事へのトラックバック一覧です: あるソーラーメーカーの広告コピーをナナメ読みしてみる:

« 低コストの海外製流入で苦戦する国内生産メーカーを薄利で応援したい! | トップページ | さよなら原発集会に集まったすごい数の人・人・人(写真) »