9月発電量/ TPPの真の狙いは日本の競争力の源である中小メーカー支配
さすが”暑さ寒さも彼岸まで”の言葉どおり、さわやかな秋晴れの日が続いています。毎年日が短くなる9月にはかなり発電量が落ち込みますが、今年は好天に恵まれたおかげで、各地のユーザーさんの発電成績もよかったです。
シャープ5.28kw 南南東 発電量 558kwh システム1kwあたり 105.7kwh
シャープ5.12kw 東南東 発電量522kwh システム1kwあたり 102.0kwh
三菱4.75kw 南西 発電量 513kwh システム1kwあたり 108.0kwh
三菱4.16kw 東・南・西 発電量 415kwh システム1kwあたり 100.0kwh
シャープ4.96kw 南南東 発電量 453kwh システム1kwあたり 91.3kwh
方位が悪いところはやはり冬場は伸びないですね。
※
さて、先週名古屋の吹上ホールで建築総合展が開かれましたが、当社が参加している民間企業主体の社団法人(社)アースパートナー協議会さんが出展されたのでサポート参加してきました。その中で、会員企業が代理店をしてた関係でアメリカオバマ大統領のグリーンニューディール政策の希望の星とされながら、先月倒産したソリンドラ社というアメリカの太陽電池メーカーの太陽電池が展示されていて面白かったです。
※参考 ソリンドラ倒産を伝えるWSJニュースhttp://jp.wsj.com/IT/node_298887
ソリンドラの太陽電池は、角度が変わる太陽の光を安定して集めるために円筒型にしてあるんですが、隙間があって光を通す構造的な特徴を強調して、太陽電池の下で植物を育てるイメージ図と一緒に展示したらかなり関心を集めていまして、すぐにカタログがなくなってしまいました。
ソリンドラ太陽光モジュール 参考図
★太陽光発電の地上設置というとコンクリート基礎工事が必然でしたが、風の影響を受けない構造で、アンカー設置で対応でき、フレキシブルな土地利用に対応できる
★光を通すのでその下で観葉植物などを育てるのに最適
★建築モニュメントとして使う場合のデザイン性に優れている(円筒ごとに完結して建材として利用できるアレンジを加えたらウェーブ屋根にマッチできるのでなおよい)
などのセールスポイントがあるわけで、日本の商社が円高を利用してパテントを抑え、日本メーカーに転売したらかなり有望じゃないかと思いました。
ほかに基礎をつかわないで太陽電池を設置する部材の新製品を中小メーカーが提案していまして、休耕田をコンクリートでつぶす電田はNGですが、こうゆうやり方もあるのかと参考となることが多かったです。
問題は日本の大手太陽電池メーカーが、柔軟な設置基準で対応できるかですが、ちょっとした発想の転換でビジネスチャンスはひろがるということを実感させてもらいました。
くされ官僚の天下りのために無駄にお金を溜め込んでるくらいなら、こういう未来につながる投資に使うべきだと思うのですが、しょせん法学部出身の頭が固い連中が幹部をしめる官僚にはそうした脳はないでしょうね。
日本の国政もマスコミも大手ばかりに目がいきがちですが、実は日本の製造業の力の源泉は中小企業の現場での創意工夫の積み重ねにあるわけです。アメリカのTPP推進の主眼は、ユダ金の資本力で日本の中小企業を直接組み込んで安定的なピンはね構造をつくろうということだと思いますが・・・・日本のマスコミも大企業も行政も幹部連中はアフォぞろいだと思います。
TPPによる非関税障壁の撤廃である投資の自由化で、自分たちの輸出競争力の源である下請けの優良な中小企業を直接支配されるリスクを想定しないで、目先の輸出に有利というだけで、TPPを推進しようとしているわけですから・・・・今の”経団連会長”にしても、市場競争力につながる能力の高さというより、無難な人柄で得た人気で出世したような呆けた顔してますし、ある意味日本・・・終わってます(涙)
朝から晩まであいかわらず開国か鎖国か?という単純バカの方程式で世論誘導をしようとするマスコミに腹が立ってしかたがありません。
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