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2011年11月18日 (金)

設置部材メーカーが行なった国内および海外太陽電池メーカーの実発電量比較。

面白い情報が入ってきました。太陽光発電の架台など設置部材の製造メーカーが国内外の主要メーカーについて、定格出力と実発電量の比較実証をおこなっているそうです。

特定の取引先が打撃をうけるのでマイナスについては、具体名は表に出せませんが、地元の三菱電機のモジュールがダントツで一位だったようです。

以前も記事でとりあげましたが、三菱電機はセルの詳細な品質管理・特許取得の配列管理という日本国内だからできるようなきめの細かい製造管理を通して、セル間の電位差から生じる抵抗・発熱による出力ロスをなくしています。(温度が1度あがると変換効率は0.4%ダウンするといわれています。)
JISの統一規格による定格出力の記載は、温度25度での出力特性に基づいています。そのため、日照時間が長く発電量がかせげるはずの夏場に、高温ロスのケアがなされてないメーカーの製品は、発電量が伸び悩んで、定格出力に対する実発電量が著しく低くなります。

もっとも実発電量というのは、設置され使用した後でわかるものですから、手間をかけて実発電量をあげる工夫をしたところで、売り上げに直接結びつかないものですし、逆にぜんぜん発電量が伸びなくても、返品できるものでもないですから、売り逃げしようと思えばできてしまうわけで、三菱電機のような日本企業のCSの努力は目先の利益重視を追う投資家サイドではNGかもしれません。

全メーカー共通の統一規格で、購入時の発電能力の判断基準である定格出力を高くしておけば、実際の発電量が低くても、販売時には問題とされることはありません。海外メーカーのように、定格出力と実発電量のギャップが大きいというのは、その辺の事情の裏返しではないでしょうか。

そうした中で、手間隙ひまかけて、きめのこまかい生産管理をして、自社を選んでくれたお客様の満足を追求する三菱電機の姿勢は、いかにも日本の企業らしく好感が持てます。”釣った魚にえさはやらない!売り逃げ体質!”のどこかの国の企業とはえらい違いです。

参考記事・定格出力と実発電量の違いを考えるhttp://yokotakanko.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-1e01.html

そのへんを考えれば、三菱電機の太陽光発電システムが、定格出力に対する実発電量の成績で一番だったというのも予想通りの結果かもしれません。

肝心の測定比較結果ですが、同じメーカーのパワコン4Kwを利用して、陸屋根架台設置で、東向きに20度に設置された国内外の8メーカーの太陽光発電モジュールを設置した実発電量を3kw相当に換算して算出してありました。(各メーカー規格が違うので、同じ出力にはならない)

2010年4月から2011年7月までのトータルで比較しますと、

1位の三菱電機が 6150kwh、最下位のメーカー(海外)が 4690kwhで、同じ定格出力でも、発電量で24%も差が出ていましたから恐れ入ります。

参考図(クリックで拡大) 国内外メーカー長期実発電量比較

3kw20

実発電量で、三菱電機が1位だったとしても、差はなくHITを扱うメーカーだと思っていましたが、アモルファスハイブリッドのHITタイプというのは、南向きでない場合はかなり出力が低下するようで、2位ではなかったようです。むしろさんざん訪問販売セールスに実発電量が低いと伝説を振りまかれたシャープさんが上位に来ていたそうで、同一条件でヨーイドンで競わせてみると、セールスがいかに都市伝説を作っているかよくわかりました。

ネット上の画像でこんなの出回ってますが、あきらかに設置条件がちがうものを適当にグラフにしているようです。方位などの条件記載がないこと自体がおかしな話で、この手の都市伝説は勘弁してもらいたいと思いますね。

参考 実測データグラフと都市伝説グラフ(クリックで拡大)

WEB上でみつけた都市伝説によると思われる実発電量比較 

Photo_3

東向き 傾斜20度の同一地点での実測による実発電量比較

Photo_2

真南の場合はHITの成績が良くなるというのは事実ですが、実際の立地条件では方位がずれていることが多いですから、都市伝説のような極端な差はないと思います。当社の見積もり依頼では、発電予測はHITを7%高めに算出していますが、そのへんが妥当なところではないでしょうか?

日本のメーカーの場合、定格出力と実発電比率のメーカー差はせいぜいひとけたではないでしょうか。それを極端に差があるかのようにあおって暴利販売につなげようと都市伝説を撒き散らす訪問販売のスタイルはどうかと思いますね。

とにもかくにも、日本のメーカーはどこも良心的なものづくりをしてると思います、この良心的な部分がもっと評価されてほしいですが、シャープはじめ世界のトップを走っていた日本メーカーは、コスト競争で苦戦を強いられ、事業収支で今年度は赤字というのはつらいところです。

日本メーカーとくに国内生産にこだわっているメーカーには、日本人の心意気で、販売現場で薄利対応で応援し続けたいと思います。

PS

三菱電機さんの単結晶の実発電量のデータ収集に協力していただける方に、年内に単結晶4kwシステム工事を税別160万円で請け負います。補助金差し引き後1kw37万円という破格条件ですが、4kwシステムの年間経済効果予測で16~18万円くらい期待できますので、確実に支払いよりも収入が多くなる条件だと思います。この機会に、自宅でエネルギーを創る暮らしを考えてみてください。

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