福島の農業を守るためには、全品検査をするしかない
福島原発北東のホットスポットといわれる地域で生産された米から基準値を超える放射性セシウムが検出されたニュースが連日入ってきています。サンプル検査ではクリアできていたので安心していたんですが、残念なことです。
福島県では、広範な地域で全品検査を実施し、問題がない生産物まで風評被害にあうことのないようにしようとしていますが、膨大な量をこなす検査体制が整ってなく、出荷が進まず生産者が窮地に陥っているようです。
福島に行ったことがある人なら分かると思いますが、福島には心がこもったおいしいものが一杯ありました。効率とか儲けを考えたら、日持ちがするようにやたら添加剤を使うのですが、味がにごるということで、生粋の福島の生産者は、添加物を使わない人が多いんですね。
そうしたこだわりの積み重ねで築き上げられてきた”おいしい福島”のベースになっている農作物が、人災ともいえる原発事故で汚染にさらされ、あるいは風評被害にさらされ、多くの生産者が廃業の危機に追い込まれている現実は、なんともやるせない不条理ものものです。
そもそも政治・官僚と東京電力とのもたれあいの構図の中で培われた、甘い管理体制の結果発生したともいえる今回の原発事故による放射能汚染です。汚染除去・賠償責任だけでなく、生産物の検査を県任せにするのでなくも、政府が直接行うべきだと思いますが、法律を盾に心無い対応に終始するのは、官僚主義そのものです。
現在、世界中の国から日本の農作物が輸入規制対象になっていますが、日本政府の検査で安全が確保されれば輸入OKと明確に規定されているのに、政府としての検査体制を用意する気が全くないのは不思議な話です。「TPPで国際競争力をつけ輸出できる強い農業をつくるべき」とかいっているくせに、放射能検査を地方まかせにしたまま、問題がない生産物まで風評被害にさらしているのは、どうゆう了見なんでしょう。
福島の米から基準値超えのセシウムが検出されたマスコミ報道を聞き流しているだけだと、福島全滅という印象を持ってしまいますが、限られた地域だということは意外と知らされていません。
しっかりすべての農産物を検査して、正確な情報を伝えることが、消費者のためだけでなく、生産者のためにもなるのですが、損害をうやむやにして賠償の金額をケチりたい腹づもりなんでしょうか?
最初の一歩は、隠さず正直に現状を伝え、それを踏まえて対策をつみかさねること、その原点に立ち返り、生産を休止するところ、生産をつづけるところと明確にする必要があります。
風評被害で、汚染区域でないところまで、なし崩し的に農業が崩壊するなんてことがないように、あらためて誠実な行政を行ってもらいたいと思います。
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