再生可能エネルギー実用化の切り札NAS電池に支援決定
いいニュースが入ってきました。経済産業省が再生可能エネルギーのインフラ整備の一環としてNAS電池など大容量の蓄電設備の導入を支援するそうです。
脱原発・脱石油の新エネルギーインフラの鍵を握るNAS電池は、世界で日本のメーカーである日本ガイシだけが量産に成功した大容量・安定充放電の画期的な蓄電設備で、国際競争力ある日本の産業の未来を握る切り札のひとつです。
近未来の国際的な資源争奪合戦が予想される中で、省資源・脱資源のエネルギーインフラの担い手として、世界的に大きな需要が期待できる製品だけに、今が、大規模な資本投下で、世界市場における圧倒的なアドバンテージを築くジャストタイミングです。いい判断だと思います。
大規模蓄電池の導入支援=再生エネ発電を後押し―経産省
http://news.toremaga.com/politics/admini/427076.html
ただ残念なのは、予算規模はたったの100億ということで、パチンコ店の省エネ改装補助とか、節電ごっこの{電気の見える化}製品の補助金とか環創イニシアチィブとかいう社団法人を通じてつかわれる省エネ補助事業のどうでもいいようなものに多額の予算を組んでいることと比較すると、あまりにも投資金額が小さすぎるということです。
民主党政権の誰かが家電業界とかパチンコ業界にしがらみがあるかもしれませんが、どうでもいい補助にあわせて1000億円も無駄に使うくらいなら、それをまとめてどんとNAS電池普及に使ったら、省エネの面でも、産業育成の面でも、はるかに大きな乗数効果が期待できるだけに残念なことです。
今に始まったことではありませんが、つくづく霞ヶ関特有の総花的な小出しの予算執行には辟易とさせられます。
産業育成のつぼを押さえたメリハリの効いた大胆な政策実現・予算執行のためには、理系オンチ・経済オンチの東大法学部官僚が司令塔に居座っている霞ヶ関のあり方を変え、行政の関与の仕方を「金だけ出して口は出せない」仕組みに変えないといけないですね。
参考過去記事
省エネ推進事業の名の下に新設された天下り事業の膨大な無駄使い★ これを報じずに増税を正当化するマスコミはゴミだ!
http://yokotakanko.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-bfb4.html
参考記事
半世紀ぶりの理系社長・・・日本ガイシ社長 加藤太郎 J-NET21
http://j-net21.smrj.go.jp/establish/sougyou/entry/955/20120809.html
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