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2012年8月24日 (金)

7月発電量記録 ★原発の発電力を太陽電池でまかなうコストは?

早めの梅雨明けで発電記録はそこそこだったお宅が多いですが、気温が高くなるとロスも大きくなりますので、5月を超えるお宅はなかったです。

以下ユーザーさんから送られた記録画像添付します。(クリックで拡大)

豊田市 三菱7.2kw南 
月間トータル 905kwh システム出力1kwあたり125.7kwh
201207mx720s
美濃加茂 シャープ5.12kw 東南東
月間トータル595kwh  システム出力1kwあたり116kwh

201207sh512ese

一宮市 三菱4.62kw東南西3面 
月間トータル523kwh  システム出力1kwあたり113.2kwh
201207mx462wse

犬山 三菱 4.75kw 南西  

月間トータル531kwh  システム出力1kwあたり111.0kwh

201207mx475sw  

名古屋 シャープ5.28kw 南南東 (南東マンションの影響あり)
月間トータル546kwh  システム出力1kwあたり103kwh

201207sh528sse
国内の54基の原発の発電出力4630万kwのうち有効利用される分を一日平均2000万kwhx12=2億4千万kwhと想定して、その分を太陽光発電でまかなう分どれだけの設備が必要かということを各地から送られてきたデータを基に考えてみます。
1日平均の発電量=システム出力1kwあたりの月間発電量÷月間日数=3.3kwh~4.05kwhから、システム1kwあたりの一日当たりの発電量を3.7kwhとして、必要なシステム定格出力は、24,000÷3.7=6486万kwとなります。これを住宅の屋根で考え、1件3.5kwとして考えると、戸建住宅の半分に相当する2000万件に設置する必要があるということになります。
設備費用を1kwあたり40万円とすると28兆円が必要ですが、燃料費などのランニングコストがかからず、日本製に限れば寿命も20年以上が期待できると考えれば、1年当たりのコストは1兆4千億円、蓄電設備と合わせて、今のままの設備費用だとしても年あたり2兆円あれば、原発ゼロも今の発電能力を確保できるという計算になります。

海外の投機マネーに流れている金融資産は500兆円くらいはありそうですが、その金額の5%くらいで、半永久的にエネルギーを確保できるエネルギーインフラを確保できるわけですから、思ったより安いと感じますね。

無駄な天下り団体のなくてもいい仕事をなくすとか、給与・年金の官民格差をなくすとかすれば、簡単に捻出できるていどの費用でエネルギーの自給体制を強化できるわけですから、真剣に考えてもいいんじゃないかと思います。

今の日本のように、輸入燃料に依存したエネルギー構造では、投機マネーの思いのままに、足元をみられて、ぼったくり価格を余儀なくされ、こつこつ稼いだ富を根こそぎ強奪されてしまうだけだと思います。国民の生命を守る安全保障の面からも、エネルギーの自給率アップのインフラ整備は、重要だと思います。

産業界のトップから、国際競争力を阻害するということで再生可能エネルギーへのエネルギーシフトに否定的な意見があるようです。しかし、原発破壊テロ工作も含めて、エネルギーという生命線をユダ金投機マネーに牛耳られているままでは、せっかくコツコツためた外貨を一瞬でぼった繰られる危うい立場にたたされている日本と日本国民の現状が見えてない議論だと思います。一私企業の利害ではなく、本当に日本国の未来を考えるのでしたら、そうした未来を見通した戦略的な観点を持って欲しいと思います。

今の日本の産業界のトップは、戦前世代からの代替わりで、無能な偏差値エリート上がりのサラリーマン経営者が多くなり、かなり質が劣化した気がします。
そうした能無しが自己保身的に現状維持を訴えるのを産業界の意見として重用したら、国を危うくするだけです。社内遊泳術に長けてた程度の能力しかないような今の産業界の劣化したトップの意見には耳を貸さないほうが賢明だと思います。

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