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2012年10月16日 (火)

国内メーカー産業用太陽電池パネルの年度内入手が絶望的・・・金融系商社系新規事業者買占め始動

今月に大口のメガソーラー用地の割り当てが決まったのか、いきなり国内メーカーの産業用パネルの入手が困難になりました。早いメーカーでも4ヶ月待ち、遅いメーカーだと8ヶ月待ちの状況です。

昨日のテレビ東京系の番組でも7月から始まった固定価格買取制度に活気付く国内太陽光発電市場の特集をやっていましたが、「確実に儲けが取れる」ということで、ゴールドマンサックスなどユダ金とかの金融系とか商社系が軒並みメガソーラー事業に参入して、各地で新規発電所建設の準備が始まっているようですが、いきなりの年度内生産枠の完売・・・唖然とさせられました。

※参考画像

この岡山県の塩田跡地で250メガの太陽光発電所建設が始動

250

お金の臭いに敏感な人たちは・・・・すごい・・・・さすが・・・・。こちらの提案にも疑り深く、慎重に導入を検討している人たちを尻目に、やりたくても物がない状況を一瞬に作ってしまうあたり・・・・まさに生き馬の目を抜く業界の人たちは違います。

これまで、15年以上しこしこと国内メーカーの太陽光発電に関わってきましたが、肝心なときに、蚊帳の外に置かれ、産業用の分野では、愛着をもって応援してきた国内メーカーの製品が半年以上提供できなくなってしまったというのはつらいものがあります。

かといって今更海外製の製品を販売する気になれませんので、大盛況の事業用太陽光発電を尻目に、地味に一般ユーザー相手に営業を続けていくしかないと思う今日この頃です。

太陽光発電利用を考えている方は、早く決断したほうがいいかもしれませんね。住宅用も意外と早く買い占められる予感がします。まさにマネーの欲豚・・・恐るべしです。

金ころがし目的の新規参入組などは、目先の利益数字に惑わされ、海外メーカーのパネルに飛びついてドツボにはまってくれるのかとひそかに願っていましたが、まず最初に国内の優良メーカーのパネルを買い占めることからはじめるとは・・・・。

自分たちの直営の発電事業は、耐久性・実発電量が高い国内メーカーの製品で構成して、買占めでくそみたいな価格の海外製パネルもそこそこの値段で売れる市場を作った後で、輸入のくそパネルでぼろもうけの構図・・・・。本当に金のないところはつらいです・・・たまりません。

シャープなんかも底値買いを狙う外資がマスコミ記者にPR費をばら撒いてマイナスキャンペーン張ってるんじゃないかと思うときがありますが、案外事実かもしれないと思えるくらいすさまじいマネーの欲豚の太陽光発電市場に対する食いつき具合です。

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