民・自・公で400議席以上の選挙予測☆官民格差温存の消費増税を許す「情弱」日本でいいのか
テレビマスコミがスクラムを組んできた「消費増税」という「争点隠し」の効果は絶大でしたね。各マスコミが発表した12月16日の総選挙の情勢分析だと自民単独過半数は楽勝のようです。「この候補大丈夫?」というレベルのバカ息子系の新人候補でも軒並み優勢という調査結果が出ています。
そうした各地の情勢分析から集計すると、第三極の票割れ効果が見事にはまって、自民だけでも憲法改正が可決できる330議席も夢ではない状況です。
もちろん執行部一任で「選挙公約違反」を強引にすすめてきて、民意を踏みにじった「ノダ民主党」が大敗することは大歓迎です。しかし、「消費増税」を推進した民主自民公明をあわせた議席数を見てみると、らくに400議席になりそうで、視点を変えてみますと、結果的には「今のままでの消費増税」を民意が承認したことになってしまいます。
しかし、本当にそれでいいんでしょうか?
霞ヶ関の無駄遣いの温床になっている天下り事業はそのままで、給与、年金、退職金の官民格差すら是正しないで、消費増税だけを行い、国民からさらに税金を巻き上げるようなことで、かえって問題解決を先送りすることにならないでしょうか?
今消費税を上げたら、国内経済の景気が最悪になるだけでなく、わが国の財政健全化=行政改革・社会保障改革の道筋が見えなくなってしまいます。
3年前の選挙のときに、ノダ総理が街頭演説で訴えていた「霞ヶ関のシロアリ退治をやらないうちに消費税を増税しても、シロアリのえさになるだけなんです。だからシロアリ退治をきちんとやらないうちに増税してはいけないんです。」というのはまさに正論だったと思います。(ノダ総理が自己保身目的のなんらかの取引のために、自分が訴えていた正論を自ら捨ててしまったことが一番の問題です。)
今消費税を増税しても、官僚OBの高額年金支給の財源に消えてしまったり、過去の無駄使いで消滅してしまった年金積み立ての穴埋めに消えてしまうだけです。
そのことは復興増税で確保された19兆円の内の2割以上の金額が、被災地と無縁の事業に流用されたり、予備費として官僚の隠れ財布にプールされたりしていたという事実を見れば想像がつきます。
※
「少子高齢化で不足する年金財源を確保するために消費税を増税する」というともっともに聞こえます。
しかし、見方を変えれば、貯蓄も2000万以上あり、年金年収も300万円以上の高額年金受給者である官僚OBの年金支給にあてられる財源確保のために、毎日深夜業務で重労働をしても月収14万円しかない人間が、少ない可処分所得の中からさらに税金を搾り取られてしまうということです。
どう考えてもこれはおかしな話だと思います。
参考画像(クリックで拡大)
深夜勤務労働=月収14万円VS公務員OB年金生活=月収23万円
毎晩戦場のような物流ベースで、深夜に重労働をしても月収14万円にしかならないワーキングプアが、団塊世代の官僚OBのリッチな老後を支えるために、さらなる税負担を強いられるというような「不条理」がまかり通っていいんでしょうか?そんな「若者を食い物にする」様な国に、真に、未来への活力が生まれるはずがありません。
今回の消費税増税は凍結し、高額年金給付の見直し、官民格差の是正、無駄の温床になっている天下り団体事業の国庫補助の打ち切りなど、やるべきことにしっかり道筋をつけることを最優先とすべきです。
その上で、必要ならば増税を考えるというスタンスでいいと思います。
増税の前にやるべきことがある・・・それをもう一度考えなおす機会が必要だと思います。
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