霞ヶ関のビジネスおんち、理系おんちが策定した「産業戦略投資」では無駄金になるだけ
25年度予算案が決定されました。従来型の「能無しぶらさがり建設業」への工事発注の増加が目に付くだけでなく、鳴り物入りの「成長戦略型の投資」といわれる分野の予算配分も、好循環の起爆剤としてはあまり期待できそうにないです。
いかにも霞ヶ関の机上のコンセプトワークの土俵の上のもので、総花的にいろんな分野に補助金をばらまきながら、外郭団体の仕事と剰余金の積み上げを確保する「霞ヶ関天下り権益」堅持の延長戦にあるもので、一時的な景気浮揚はできても本質的な構造転換は望めず、いよいよがけっぷちにある日本国の限られた最後のチャンスともいうべき予算編成なのに不安な気持ちがいっぱいです。
上っ面の情報知識をなぞる程度のセンスしかない「評論家タイプ」の人から見れば、「期待が持てる」ということかもしれませんが、現場の視点に立ってみてみると、「その分野でその程度の補助金を出しても意味ないでしょう」というものばかりが目に付いて、メリハリが利いた投資センスというものがない気がします。
昨年から「電気消費の見える化」ということでHEMSとかに補助金を出していますが、産業技術的にたいした技術でもなく、大して省エネにも結びつくとも思えない「すぐあきる」「節電ごっこ」のツールのようなもので、そんなものの普及補助に200億円もつぎ込むのなら、その分国際競争力向上に直結する省エネ型ガスタービン発電機とかNAS電池の補助につっこめよと思いますが、無駄金となるばらまき補助ばかりが羅列されていてうんざりさせられます。
いいかげん「東大法学部」卒の人間は「法律のつじつまあわせの能力、理屈あわせの能力では優秀だが、ビジネスセンス、理工系センスは学生レベル」という厳然たる事実を踏まえるべきだと思いますね。
政府与党の政治家さんたちもいわゆる「世間知らずのあほう学部」といわれる法学部卒が多いからわからないかもしれませんが、ビジネスセンス・理工系センスが欠如したひとがいくら絵に描いたもちのコンセプトワークをしても見事につぼをはずすということを認識してほしいです。
センスがない人間というのはKYなひとが多いですが、財務省エリート官僚出身の「片山さつき」という人間のテレビ出演での「空気の読めなさぶり」を見ても、「霞ヶ関」のエリートといわれる人の「ビジネスセンス」の程度がどの程度のものか・・・よくわかるというものです。
いくら成長戦略投資と称して産業分野に多額の税金で補助金をばらまいても、ポイントがずれているからたいした成果は出ないと思います。
それを証拠に霞ヶ関から民間に天下って、本当の意味で同僚から「有能なビジネス戦士」と評価される人間がほとんどいないことを見ても明らかでしょう。
正直いいまして工事のサポート要員としてでも使い物にならない・・・仕事の基本的センスが欠落した人間は、霞ヶ関の阿呆学部卒エリートの中に確実に1割以上いるんじゃないでしょうか?
いくら豊富な情報知識と屁理屈あわせの能力があっても、センスがないひとは見事につぼをはずしてくちゃうわけで、それはどんな職場でも当てはまることだと思います。仕事のセンスというものは分野が違っても共通するもので、作業センスがない人間は営業センスもないし企画センスもないということは多々あります。
その程度のビジネス能力しかない「霞ヶ関」がビジネス創造をリードする気になること自体が大間違いなわけで、復活したひもつき補助金は即時中止して、「金だけ出して口は出さない」行政支援のあり方を根本的に見直すべきではないでしょうか?
※
今の法律では難しいかもしれませんが、行政機関が「金融機関の胴元」の働きをして、各民間金融機関に金だけ渡して、ビジネス判断は各民間融資機関にまかせ、収益の一部を還元させる仕組みを創れば、ビジネスセンスがない霞ヶ関官僚のコンセプトワークに無駄金が使われることもなくなるし、逆に収益も得られて、財政赤字が飛躍的に解消できる体制になるのではないかと思います。
安倍政権のスローガンは「努力するものが報われる社会」を創るということですが、「ビジネスの世界では能無しでしかない霞ヶ関には民間ビジネスの仕事の邪魔をさせない」・・・「能無しの努力をしている霞ヶ関には高いギャラを払わない」というスローガンも加えてもらいたいものです。
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