25年度予算から消えた住宅用太陽光発電補助VS1月発電記録
25年度のエネルギー関連の予算のニュースに住宅用太陽光発電がないのでどうなるのかと思い調べてみました。
経済産業省エネルギー関連概算要求一覧(クリックで拡大)
確かに昨年は大きく組まれていた住宅用太陽光発電の設置補助が消えています。
どうやら前年度に複数年度分を手当てしたので、当初予算では住宅用の計上はないようです。来年度はどうなるか問い合わせしましたら、今年度に申請受付した分の残りを来年度の補助財源に振り分けるとのことで、繰越金がなくなったら終了ということでした。
補正予算で、財源追加される可能性もなくないが、来年度はかなり減額されそうです。
固定価格買取制度と太陽光発電の価格が下がった分で補助がなくても償却可能になったということだと思いますが、一般家庭の発電設備の発電電力の余剰価格買取期間は10年ですから、通常家庭での自前での設置は頭打ちになるような気がしますね。
同じ住宅用も、屋根貸し事業対象で、全量買取配線で設備認定されれば、買取期間は20年なので、そちらのほうが俄然有利です。
各家庭のエネルギー自給意識を後押しする普及拡大から、利益誘導による発電事業者をとおした屋根貸し発電での太陽光発電普及へとシフトさせようという意図を強く感じます。
背後に固定価格買取制度の仲介役となることで経済産業省傘下の公益法人に積みあがる莫大な独自財源狙いのような気がしてしょうがありません。
参考過去記事
狙いは天下り先事業新設?=経済産業省の屋根借り太陽光発電事業制度
http://yokotakanko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-8270.html
再生エネルギー特措法から天下り事業が作られ埋蔵金が蓄財されるスキームが垣間見えた
http://yokotakanko.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-8339.html
※
各地からの発電記録情報(クリックで拡大)
更新が滞ってましたが、1年のうち日照時間が短く、発電量が伸びない12月、1月の記録を紹介します。
三菱7.2kw(豊田市)
三菱4.62kw(一宮市)
シャープ5.28kw(名古屋市街地・日影被害のため冬場は厳しいです)
シャープ5.12kw(美濃加茂市)
今年は集合住宅など事業用の物件の受注が多かったんですが、来年度から固定価格買取の単価が下げられ、補助金もさらに減額されそうということで、ここに来て、一般住宅の引き合いが多くなりました。8残念ながら国内生産の太陽電池につきましては、入荷は早くても4月以降になります。
アベノミクスバブルで景気は上向きになりそうですが、その終わりのタイミングで、海外筋から日本売りが仕掛けられ、エネルギー価格が高騰する可能性を考えれば、自前のエネルギー源ある太陽光発電設備を導入するのも将来の生活防衛だと思います。国内メーカーの製品でも1kwあたり35万円程度で設置できますので、検討の価値はあると思います。
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