名古屋市屋根貸し太陽光発電で画期的架台設置★置くだけなのに風速45m/sでビクともしない
名古屋市施設の屋根貸し太陽光発電事業に応募しまして、名古屋市東区にある東環境事業所さんの屋根をお借りして太陽光発電システムを設置することになりましたが、そこでダウンフォースを活用したアンカー不要(穴あけ不要)の画期的な置き架台=フォービスソーラーベースを試してみることにしました。
※名古屋市東環境事業所屋上
三菱電機名古屋製作所とナゴヤドームが間近に見える場所です。
※パネルを持ち上げる揚力を差し引く形でダウンフォースを効かせる形状で、これなら風速45m/sでもびくともしないのもうなずけます。
もっとも空気力学で引き抜き強度をクリアしたとしても地震のゆれに対する耐性はどうかという話になりますが、そちらもわずかなウェイトとブチルテープを使った合わせ技で摩擦係数を高めることで、耐震試験にかけたところ震度7でも横ズレゼロを確認したようです。
今回の施工現場となった東環境事業所さんですが、屋上面の防水のアスファルトのいたるところに大規模な浮きが出ていて、通常のアンカー基礎の工法ですと防水上のリスクがかなり高い状況でした。通常アンカー施工の通常架台と比べかなりコストが高いですが、関連工事コスト、アフターメンテのコストを考えたらむしろ安上がりということで、この特殊架台=フォービスソーラーベースを採用することにしました。
太陽光発電システムのほうは、発電事業者としての立場で、実発電量と耐久性に優れ実質的な採算性にすぐれた三菱電機さんを採用したんですが、うれしいことにメーカー指定架台でなくても各種構造計算をクリアしているということで、パネル20年保証パワコン10年保証をつけていただくことができました。
最近はマンションの屋根とか会社の屋上に太陽光発電を設置される方が多くなりましたが、一方で設置架台のアンカー固定による漏水が不安で見送られる方もいらっしゃるようです。
またアンカー工法ができないALCの陸屋根など、太陽光発電を利用したくても見送るしかなかった方も多くいらっしゃるようです。
そんな方にはぜひこのフォービスソーラーベースをおすすめしたいところですね。
ちなみに三菱製で実発電量が高いので年間発電予測は2万kwh以上で売電収入は70万円以上を長期間見込めそうです。・・・設備コストが700万円以下なら10年以下で十分償却可能です。
kw単価だけでいえば安いとこはほかにいくらでもありますが、耐久性x実発電量の生涯発電量が高い信頼度が高い国内生産の太陽光発電システムを使っても十分償却可能というのが検討の余地ありだと思います。
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