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2014年4月14日 (月)

太陽光パネル国内生産回帰に舵を切ったシャープ

前回の記事で東芝・パナソニック・シャープが海外製品を自社ブランド製品として扱う「ラベル張替商法」をしているんじゃないかという疑念を記事にしましたが、そうしたグレーな状態に決別すべく、シャープが住宅用太陽光パネルのラインアップを高品質の国内生産品にシフトする方針を決めたようです。

シャープは、東芝Vシリーズブランドで安価な類似品をぶつけられた寄棟用の太陽光パネルNUシリーズの供給を打ち切り、寄棟用の太陽光パネルもブラックソーラーで開発し、NQシリーズに転換することになりました。これにより4LDKクラスの寄棟の住宅でも5kw以上の設置が可能になり、採算性があがることになります。

ちなみに、よくありがちな「思ったほど設置できない」寄棟を想定して、設置図を創ってみたのがこちらです。
参考図(クリックで拡大)
Photo

従来のNUシリーズで4.81kwだった出力が、NQシリーズのブラックソーラーにすることで5.67kwと2割近く増大することができます。海外製に比べたら価格が高い日本製ですが、実発電量と耐久性を考えて、トータルの採算性を考えると、利回り、償却年数ではいい線にいけそうな気がします。いくらで納入してもらえるか価格提示が楽しみです。

「なんちゃって日本製」も安くてよかったんですが、パナソニックさんとか東芝さんとか海外メーカー製品を自社ブランドで販売する「なんちゃって日本製」商法で市場を席巻しはじめたことで、それらとの差別化をすすめ長期的競争力を維持するために、早めにポジション変更をしかけたということだと思います。

太陽光パネルについては東芝さんははなから製品開発していませんし、パナソニックさんも製品開発の蓄積のある三洋を吸収したというだけで、本来の製品開発力はないですから、両者にしてみたら「なんちゃって日本製」「ブローカー商法」は売上利益追求的には合理的な選択だと思います。
ただ「長年にわたり太陽光パネルを自社開発してきた」シャープにしたら、「短期的な売上利益追求」の「なんちゃって商法」というのは、これまでの蓄積財産を毀損する「両刃の剣」という側面もあるわけで、あえて東芝・パナソニックが仕掛けた海外メーカーOEMの「なんちゃって日本製」商法の土俵と決別し、日本国内生産が生きる高品質な製品開発を強化して、「シャープ本来の強みを生かす道」に未来を託すしかなかったということなんでしょう。

日本国内の産業空洞化を危惧する日本国民のひとりとしては、国内回帰を選択したシャープの判断が吉と出ることを願いたいですね。

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