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2014年5月 1日 (木)

中国VS日本 20kwクラスの太陽光発電システムの4月発電量比較

待望の名古屋市の屋根貸し太陽光発電事業で設置した三菱16.8kwのシステムの月間データがでました。

名古屋市東環境事業所のNTTのモバイル通信を利用した発電モニタリング「エコめがね」画面(クリックで拡大)

4

Gl1

傾斜角が5度しかないので、通常より数パーセント不利ですが、月間トータルで2077kwh、システム1kwあたりが123.6kwhという数字でした。

※参考画像 傾斜角度による日射量変化グラフ(名古屋4月)

4_2  

三菱さんの場合一般住宅のユーザーさんの発電量ですとこの時期は1kwあたりの月間発電量が140kwhをこえるケースも多々ありますので、それと比べると今一つという印象です。

立地の制約があって、交流変換後の電路を50mも長くせざるえず、その抵抗を減らすために中電の引き込み線より一回り大きいサイズのケーブルを選んだんですが、それでも電路ロスの影響が大きく、発電量が伸び悩んだのかもしれません。

そうはいえどもメーカーシュミレーションから比べたら1割以上の上乗せがありますから、実発電量の高さはそれなりに発揮できていると思います。


じつは昨年、当社の駐車場の屋根に設置した名古屋に日本支社がある中国メーカーの20.8kwの太陽光パネルを設置していまして、安川電機さんの10kwパワコンとの組み合わせてシステム運用して比較検証しています。

Photo

そちらは傾斜角11.2度で交流送電距離が10mという有利な条件ですが、4月発電量が2570kwhで1kwあたりの月間発電量は123.5kwhとほぼ互角の結果でした。

条件がいい分を差し引くと1割程度は能力は低いと言えるのではないかと思いますが、思ったより好成績です。中国製パネルが多い欧州で問題になっている経年劣化による電流漏れによる急激な出力低下など耐久性の問題が今後どの程度の期間で発生するか、興味深いです。

中国製といってもいろんなメーカーがあって一概にいえません。

すべてのコリアンが「息をするようにうそをつける」とか「逆切れして火病を発症する」とか「キツネ目をしている」わけではないのと同じことです。

コストダウンのためにB品ではねられたセルを組み合わせてモジュールをつくっているところもありますが、まじめに日本人並みのものづくりをしているところもあるかもしれません。

その意味で中国製だからすべてダメというつもりはありません。

しかし莫大な広告宣伝費をかけながら、1kw23万円とかいう値段を簡単に出せる某社の扱ってる韓国メーカーの中国生産品なんか・・・・W単価60円程度で仕入れてそうで・・・大丈夫かなという不信感のほうが先立ちます。

B品セルをかきあつめてモジュールを作っても定格出力表示では同じ変換効率のパネルをつくることができます。

しかし、セル間の電位差がストレスとなって経年劣化で急激な出力低下に結び付く可能性は無限大です。

残念ながら太陽光パネルの工業規格表示ではその手の耐久性と直結する内部構成を見極める表記がありませんので、あやしい匂いには近づかないという判断をせざる得ないのが実情です。

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