2014年5月 1日 (木)

中国VS日本 20kwクラスの太陽光発電システムの4月発電量比較

待望の名古屋市の屋根貸し太陽光発電事業で設置した三菱16.8kwのシステムの月間データがでました。

名古屋市東環境事業所のNTTのモバイル通信を利用した発電モニタリング「エコめがね」画面(クリックで拡大)

4

Gl1

傾斜角が5度しかないので、通常より数パーセント不利ですが、月間トータルで2077kwh、システム1kwあたりが123.6kwhという数字でした。

※参考画像 傾斜角度による日射量変化グラフ(名古屋4月)

4_2  

三菱さんの場合一般住宅のユーザーさんの発電量ですとこの時期は1kwあたりの月間発電量が140kwhをこえるケースも多々ありますので、それと比べると今一つという印象です。

立地の制約があって、交流変換後の電路を50mも長くせざるえず、その抵抗を減らすために中電の引き込み線より一回り大きいサイズのケーブルを選んだんですが、それでも電路ロスの影響が大きく、発電量が伸び悩んだのかもしれません。

そうはいえどもメーカーシュミレーションから比べたら1割以上の上乗せがありますから、実発電量の高さはそれなりに発揮できていると思います。


じつは昨年、当社の駐車場の屋根に設置した名古屋に日本支社がある中国メーカーの20.8kwの太陽光パネルを設置していまして、安川電機さんの10kwパワコンとの組み合わせてシステム運用して比較検証しています。

Photo

そちらは傾斜角11.2度で交流送電距離が10mという有利な条件ですが、4月発電量が2570kwhで1kwあたりの月間発電量は123.5kwhとほぼ互角の結果でした。

条件がいい分を差し引くと1割程度は能力は低いと言えるのではないかと思いますが、思ったより好成績です。中国製パネルが多い欧州で問題になっている経年劣化による電流漏れによる急激な出力低下など耐久性の問題が今後どの程度の期間で発生するか、興味深いです。

中国製といってもいろんなメーカーがあって一概にいえません。

すべてのコリアンが「息をするようにうそをつける」とか「逆切れして火病を発症する」とか「キツネ目をしている」わけではないのと同じことです。

コストダウンのためにB品ではねられたセルを組み合わせてモジュールをつくっているところもありますが、まじめに日本人並みのものづくりをしているところもあるかもしれません。

その意味で中国製だからすべてダメというつもりはありません。

しかし莫大な広告宣伝費をかけながら、1kw23万円とかいう値段を簡単に出せる某社の扱ってる韓国メーカーの中国生産品なんか・・・・W単価60円程度で仕入れてそうで・・・大丈夫かなという不信感のほうが先立ちます。

B品セルをかきあつめてモジュールを作っても定格出力表示では同じ変換効率のパネルをつくることができます。

しかし、セル間の電位差がストレスとなって経年劣化で急激な出力低下に結び付く可能性は無限大です。

残念ながら太陽光パネルの工業規格表示ではその手の耐久性と直結する内部構成を見極める表記がありませんので、あやしい匂いには近づかないという判断をせざる得ないのが実情です。

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2013年5月 6日 (月)

いろんな設置条件(南~東北東まで)での4月発電データ公開

各地から送られてきた4月の実発電データを公開します。
(画像クリックで拡大します)

南向き 三菱 7.2kw
システム1kwあたり142.3kwh
201304mx720s
南南東向き(南東の新築マンションの影の影響あり) シャープ5.28kw
システム1kwあたり 121.2kwh

201304sh528sse  

西・南・東 3面設置 三菱4.62kw
1kwあたり 126.4kwh

201304mx462wse

東南東 シャープ5.12kw
システム1kwあたり 121.2kwh
201304sh512ese
東(やや北向き・西側のビルの影の影響あり) シャープ3.21kw
システム1kwあたり 119.3kwh

201304sh321ene

一番条件が悪いところでも1kwあたりで月120kwhの発電量を稼いでいます。これは年間にしたら1100kwh~1400kwh(38円換算で1kwあたり4~5万円)ですが、4kw150万円のシステムの場合、7年から10年で償却できるということです。

家庭用の場合は固定価格買取の優遇単価の期間が10年ですので、「儲かる」という点ではポイントがいまひとつですが、確実に設備費用を償却できて、将来のエネルギー不安に対処できる自前のインフラをもてるという意義は失われていません。

現状の原子力の安全対策が、「特定勢力により買収された作業員による作為」を想定していない段階で、原子力を再稼動したとしてもエネルギー調達コストを下げられるという保証はありません。事故を想定したような電力株の空売りを特定勢力に仕込まれていた痕跡のある福島原発事故のような怪しい事故は簡単に起こされるといえるわけです。
※過去記事参照※原発事故を想定していたかのように大量の空売りが仕込まれていた電力株の不思議
http://yokotakanko.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-8721.html

将来の蓄電インフラ、水素エネルギーインフラ(水~水素を媒介とした電気エネルギー保存サイクル)など原発頼みでないエネルギー自給体制強化につなげれるいう点で、各家庭であたりまえのように太陽光発電設備が利用されるということは大きな意味をもちます。

ユダ金にぼったくられつづけているわが国のエネルギー輸入依存を転換する・・・・そのための一歩を、少しでも多くのお宅に踏み出してもらいたいものだと思います。

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2012年5月 3日 (木)

4月発電記録・福島県の越代の桜・桜前線が津軽海峡を越えた後に満開を楽しめる

私が関東に住んでいたころ、日本各地の有名な桜が散ってしまい、今年の桜も終わりだなあと思ってた後に、深い山の中で満開の桜に出会い感動したことがあります。
私は偶然出会ったんですが、”越代の桜”という名の桜で、季節外れの満開が楽しめる知る人ぞ知る隠れた桜の名スポットらしいです。
標高が高い阿武隈山地にあるのと、開花時期が遅いヤマザクラであるということが、桜のアンコール満開みたいな現象に出会える理由ですが、20mの巨木で、美しい枝ぶりにたたえられた満開の花びらの勢いのある咲きっぷりは見事なものでした。
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福島県いわき市の西の山間地域を流れる鰐川という川がありますが、その川沿いにどんどん西に走り続けると、古きよき時代の日本の田舎を思い出させてくれる山の中の小さな町・福島県古殿町があります。・・・そこの市街地から、看板を頼りに山里深く入っていった先にその桜の木はあります。普段はただの山の中ですが、桜の季節には、地元の人たちが集まってにぎやかで楽しい空気にあふれていました。

蒼井優さんとか南海キャンデーズの静ちゃんとか、最近では名脇役として存在感を示しつつある当時無名の徳永えりさんが熱演した映画”フラガール”の”ダンス練習場”の撮影が行われた古い学校の講堂跡も、そのひなびた山あいの町・古殿町にあります。
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通りすがりの旅人にも元気にあいさつしながらすれ違っていく中学生たちの姿が、暖かい気持ちにさせてくれ、町全体を流れる独特の空気がなんともいえず心地よかった感触が、いまだに記憶に残っています。

福島の原発事故は、こうした古きよき日本人の営みを守り継いできた山村にも襲い掛かり、のどかな山村の空気を一変させてしまったわけですから、罪作りな話です。

再生エネルギーの長期固定価格買取制度がスタートし、日本のエネルギー構造が大きく変わりそうですが、資源枯渇とか放射能汚染の心配のないエネルギーを少しでも多く普及させたいというのは、多くの日本人の自然な感情だと思います。

幸い太陽光発電にかかわる仕事をさせてもらっていますので、薄利販売できるように日々努力して、少しでも普及に貢献させてもらえればというのが正直な気持ちです。

最後に、各地から4月の発電記録が届いていますので紹介させていただきます。

MX475

201204mx475sw

SH528
201204sh528sse
SH512

201204sh512ese

SH321

201204sh321ene

同じ電気を使うなら多少高くても自然エネルギーで創られた電気を使う

ドイツでは一地方の山村の住民コミュニティのささやかな意志表示の第一歩が、日本の何十倍もの自然エネルギーの普及を切り開きました.。日本での普及も、ごく当たり前の生活感覚として自然エネルギーの選択を如何に浸透させていくかということが鍵を握ると思います。7月から始まる再生エネルギー固定価格買取制度ですが、そうした”志”の高い人たちというよりも、”お金の匂いに敏感な連中”の方が積極的に動いてているというのは、”とほほ”な気分ですが、日本再生の鍵を握る”自立し共生する地域共同体”の結集軸になれるような運営モデルを志向していきたいと思います。

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2012年3月17日 (土)

最近見かけた不良施工例・・システム出力保証できない系統構成

住宅用太陽光発電の市場に、イオンなどのスーパーとか、家電量販店が参入したおかげで、明らかに素人がごろごろしている現場を見かける機会が増えました。通常、屋根2~3人、電気1~2人、監督サポート一人の構成ですが、一般住宅の屋根の上の施工で、5人も6人も屋根にへばりついている様子を見かけると頭が痛くなります。

メーカーの施工研修に参加すれば施工ID がもらえますが、百種百様の住宅の世界で、状況に応じて的確な判断ができるかどうかは、それなりに設備・建設の現場に携わってきた職人が多い工事店と、研修を受けただけのペーパー技術者が多い家電店では雲泥の差があるわけで、大企業だから安心ということで安易にスーパーとか家電量販店に流れる消費者心理はどうかと思います。

ペーパードライバーのように余裕がない施工スタッフでは、重要なマニュアルの注意ポイントを見落とすこともありがちのようで、足場まで組んで大掛かりな工事をしているくせに、パワコン入力の指定範囲を逸脱して、発電能力を大きく毀損しているような致命的な不良施工を行っていたりすることを見かけることがあります。

昇圧回路がついていても、昇圧調整機能がはたらく範囲の入力を確保しなければいけないですが、自動調節がついてるからもうひとつ昇圧機器をつなげば大丈夫と勘違いしているにわか工事人が多いのにはおどろきます。

たまたま近くの工事現場で、最低接続6枚以上のシステム構成なのに、4枚接続しかなく、追加の昇圧回路がなければNGになる施工現場を見つけましたので、紹介しておきます。

参考図 (通常は図のように南6枚にするが、そこでは南面が4枚しかなかった)

Photo

パワコンの容量範囲に収めるためなのか、軒先での施工技術の不足から施工範囲が狭く6枚設置できないためなのか、そうした非効率な系統配列の設計の理由はわかりませんが、気になる施工現場でした。(素人風作業員が多かったので、多分家電量販系かスーパー系販売店の工事だと思われる)

25枚が西向きですので、最高出力は15%ダウンで計算できますので、パワコンの容量をこえるシステム構成も気にすることもなさそうですし、施工基準範囲を最大使うと6枚設置は可能なのに、なぞの設計がされていました。

たいした検討努力もしないで、安易に二重に昇圧をかけて調整する方法を選択したのかもしれませんが、二重昇圧で発生するロスを考えると、残念な施工だと思いました。


シャープのパワコンは、各モジュールアレイ(太陽電池直列系統)からDC/DCコンバーターの自動昇圧・電圧調整を経由した後インバーターでACに変換する仕組みで、他社のように昇圧回路付の接続箱がなくても、系統バランスを調整できるようになっています。

しかし、190wタイプで5.5kwのパワコンJH-G1C4の場合、入力レンジは6枚~10枚となります。系統調整を外付けの接続箱に依存している他社と比べ、接続箱でのロスがないのと、昇圧機能付接続箱のコストが節約できるし設計が簡単・・・という利点で抜きん出ていますが、入力範囲には制限があるので、それを考慮した設計に留意しなければなりません。

コストは抑えたいし、発電量はできるだけ多くしたいし・・・ほんと悩ましい毎日ですw。そんな中、薄利で日本国内生産のメーカーを側面支援していますので、日本びいきの方は今後も応援よろしくお願いします。とくに東芝の太陽電池が自社生産品でなく、フィリピン生産のアメリカメーカーOEM製品であることなど拡散してほしいと思いますね。(見るからにフレームがグラグラして弱そうです。)

※1月・2月発電量

各地のユーザーさんの記録が届いていますが、今年はどこも不調です。いいときもあれば、悪いときもあり、均せばプラスマイナスゼロ・・・・人生と同じですね。悪いことが続いたときは、そのうちにいいときが来ると希望につなげ、いい事が続いたときは、下手に増長せずたまたま運がよかった自ら戒める謙虚さを忘れない・・・。
太陽光発電とつきあうと、太陽から人生の歩み方を教えられるような気がしてきます。

三菱 4.16kw 東・南・西 
201201mx416wse
三菱 4.75kw 南西

201202mx475sw

シャープ5.12kw 東南東
201202sh512ese

シャープ 3.21kw 東北東 隣接ビルの影入る
201202sh321ene
シャープ5.28kw 南南東 新築マンションの影入る

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2011年11月 5日 (土)

10月発電量

昨日までにとどいた各地のユーザーさん宅の太陽光発電の発電記録を、システム定格出力が高い順に紹介します。(クリックすると画像が拡大します)

三菱 4.75kw 方位南西 551.8kwh  1kwあたり116.2kwh
201110mx475sw
シャープ5.28kw 方位南南東 581.7kwh 1kwあたり110.2kwh
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三菱 3.8kw 方位 西南西 395.4kwh 1kwあたり 104.0kwh
Mx380wsw
シャープ5.12kw 方位東南東 484kwh 1kwあたり 94.5kwh
201110sh512ese
シャープ3.21kw 方位東北東 258kwh 1kwあたり80.4kwh
201110sh321ene

方位の悪いお宅はこれからどんどん発電量が伸び悩みますので我慢の季節です。
いいときもあれば悪いときもある・・・記録に一喜一憂せずに、逆に季節の移ろいを楽しんでもらえたらありがたいです。

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2011年9月 3日 (土)

8月発電記録と市場競争力を感じる岩手の農産物=三陸赤どり・ひとめぼれ

熱により発電効率が下がるので、猛暑の夏は発電量が伸び悩みます。

それを裏付けるかのように、愛知より岐阜のほうが発電量が確保できています。

美濃加茂市

シャープ5.12kw 東南東  月間発電量 616kwh 
システム出力1kwあたりの月間発電量 120.3kwh
201108sh512ese

犬山市

三菱4.75kw 東南東  月間発電量 547kwh 
システム出力1kwあたりの月間発電量 115.1kwh

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名古屋市

シャープ5.28kw 南南東 月間発電量576kwh
システム出力1kwあたりの月間発電量109.1kwh

201108sh528sse

 

豊田市

三菱4.16kw 西・南・東三面寄棟 月間発電量431kwh
システム出力1kwあたりの月間発電量103.6kwh
201108mx416wse

名古屋市

シャープ3.21kw 東北東 月間発電量343kwh
システム出力1kwあたりの月間発電量106.9kwh 

201108sh321ene

3月の発電量はどこもやたらよかったのですが、その帳尻合わせのように夏場は振るいません。これからどんどん日が短くなり、発電量が稼げなくなるので、春の貯金を使って一年トータルでは平年並みということになるかもしれません。


そういえば、震災支援なのか、名古屋の池下にある”パレマルシェ”という弱小スーパーにも岩手県の農産物が並ぶ機会がおおくなっていますが、値段はリーズナブルなのに激ウマなので驚かされることが多いです。

以前の記事でも言及しましたが、岩手三陸赤どり・・リーズナブル価格なのに名古屋コーチンと張り合えるレベルで、震災直後入荷がなくて恋焦がれていたんですが、ようやく入荷が復活してあらためてその味の良さに感激させられました。

鶏肉のトップブランド名古屋コーチンの本場の人間がいうから間違いないです。

岩手県三陸赤どり・・・今は中小スーパーにしか置いていないマイナーな存在ですが、大化けの予感がします。

New_nanbudori

おなじ鶏なのに、こんなに味が違うというのは不思議ですが、安易な栄養剤投与をしないで、天然飼料で丹精込めて育てる実直な奥州人の心意気が投影されているのかもしれません。

ほかに岩手のひとめぼれ(ヤマトライス)・・・和紙っぽい包装・・も、リーズナブルプライスのお米なのに”うっそ~”というくらい、他のものとうまみが違っていて、我が家の定番になりましたし、今は店頭に並んでいませんが、JA岩手のミニトマトも値段は普通なのに、ミニトマトのブランド和歌山のみなべ農協の”赤糖房”並みの濃厚な味ででおいしかったです。(残念ながら皮がややかたいというのはマイナス点)

中小の食品スーパーでは、仕入れ担当者の商品に対するこだわり・思いやりが、集客の決め手になっていますので、各地のいいものにである機会があり楽しいです。

食品スーパーで中小がしぶとく善戦できて、弱肉強食で大手スーパーへの一極集中が進まないのも、そのきめの細かい現場力の偉大さだと思います。

もっとも大手スーパーでも、アピタなんかは、スーパーの価格の常識を超えた”赤糖房”を導入するくらい、いい商品を提供したいというバイヤー魂を感じさせてくれて、楽しい売り場を提供してくれていますが、どことはいいませんが、同じ大手でも、安かろう悪かろうデ中国産・アメリカ産の農産物を山積みしているようなスーパーはげんなりさせられます。

そういえばそこの会社・・わが社の出店方針は、”狸が出るようなところに店を作れ”だと自慢げにいってたことがありますが、消費者レベルの低いところは安易な商売でも楽に稼げるという愚劣なポリシー・・・を自慢げに語るようなトップがいる会社の売り場は、ホルマリン漬けの中国毒野菜がお似合いかもしれません。

不動産バブル崩壊で、ライバルの大手スーパーが本業以外の理由で脱落してくれたおかげで勝ち組づらしていますが、・・・”生鮮品はあそこでは買わない”という消費者がかなりの数いる事実・・・早く気づくべきだと思います。

話がそれましたが、一見同じもののように見える農産物ですが、作る人のこころが投影するからなのか、本当に秘められたうまみが違います。その意味で東北の農産物は当たりが多いです。

農作物の国際競争力を農業規模の拡大でとらえがちな人が多く見かけられますが、繊細な味覚で価値をとらえてみると違う切り口が生まれるのではないでしょうか?北海道の人には悪いですが、大規模機械化農法の北海道の農作物と人間力農法の東北の農作物では、一味違うというのは事実だと思います。

日本でもファーストフードで味覚を破壊された人が増える中で、繊細な味の違いがわかる人が減りつつあって、農業も人間力よりも機械力という風潮が広まるでかもしれませんが、繊細な味の違いに新たな出会いをし、100円単位の差額の中で高感度消費を楽しむ・・・そんな粋な日本人でありつづけたいものです。

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2011年6月 9日 (木)

5月発電量と経済効果簡易計算法

5月の各地の発電記録は、どれも予測の80%台でそれまでの好調のプラス分を吐き出す感じでした。一挙公開します。

画像をクリックすると拡大します。

5.28kw 南

201105sh528sse
東南東5.12kw
201105sh512ese
南西4.75kw
201105mx475sw
東・南・西3面4.16kw
201105mx416wse
東・西 二面4.96kw
201105sh496we
3.21kw
201105sh321ese
最後に設置するシステム出力と方位と年間発電量・経済効果の簡単な計算方法をお伝えします。これを知ってればオーバートークに惑わされてやたら高い買い物をすることもないと思います。検討中の方は要保存です!

太陽光発電システム導入経済効果・・簡易計算シート

Photo

上の計算で考えると、南向きで5kwシステムを設置して10年で償却しようと思うと、補助金差し引き後のシステム費用+工事費の金額が231万円以下に収められるかどうかがポイントになります。これが西向きとかで条件が悪くなると、さらにハードルが高くなって、補助金差し引き後200万円が目安になってきます。

視点を変えれば、補助金差し引き後1kw40万円くらいであれば、条件が悪いところでも10年で償却できるということですから、当面は、これを目標にコストダウンを追及していきたいと思います。

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2011年5月 9日 (月)

各地ユーザー4月発電量・生データ一挙公開します

今年の3月、4月は、各地のユーザーさんの太陽光の発電量は好調です。軒並み月2万円くらいの売電が稼げています。もっとも気温がさほど高くなく、日射量も多い3~5月の時期は、一年の中でも一番発電できる時期ですから、今のうちにしっかり貯金をしておいてもらいたいものです。

最近、モデル工事だからタダで設置するような話の、へんな訪問販売業者の営業が増えたおかげで、お客様の太陽光の営業に対するイメージが悪くなっている気がします。

確かに、東海地区で一番低コストで提供している当社のような条件ならば、ローンの金利を含めても、売電価格よりも月の支払いよりのほうが少ないという”タダより安い条件”で設置できますが、営業コストがかかる一般的な訪問販売の価格では、償却年数がかかりますので、発電量・経済効果などでかなりのオーバートークをしない限り、”実質タダ”というのは無理があります。

不況の影響で、無責任雇用の訪販会社の出来高払いのセールスが大量に市場にあふれているおかげで、まともな営業までが相手にされないというのは残念な話です。

せめて、お客様から協力いただいて提供してもらっている生の発電データーなど、情報公開して、民生用代替エネルギーのひとつである太陽光発電の普及に役立てれば幸いだと思います。

以下 各地ユーザー発電量記録  生情報(クリックで拡大)
名古屋 シャープ5.28kw 南南東
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美濃加茂市 シャープ5.12kw 東南東
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北名古屋市 シャープ4.96kw 東・西 二面 隣家影あり

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201104shcost496we

犬山市 三菱3.8kw 西南西

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犬山市 三菱4.75kw 南西

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豊田市 三菱4.16kw 東・南・西 三面
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名古屋市 シャープ3.21kw 東北東 午後ビルの影(当社分室)

201104sh321ene_2  
いままでのお客様の導入決断ラインは償却10年でしたが、これがボリュームゾーンまで広がるには、さらにコストダウンがすすみ目に見える経済効果が期待できるようになる必要があります。春から1kw42円に下げられた買い取り価格を48円に戻すとか、減額した助成金額を元に戻すとか、防災対策にも通じる蓄電設備インフラの大胆な助成制度(プラグインハイブリット・EV搭載のリチウムイオン電池も対象とする)で自家発電の付加価値を高めるとか、本気で太陽光発電の普及を考えるのなら、いろんな点を見直す必要があります。

当社のような中小零細の努力に依拠したコストダウンよりも、高給取りの行政のコストパフォーマンスを高めるほうが糊代が大きいわけですから、新エネルギーを経済産業政策の柱にするつもりなら、啓蒙活動に高額の天下り給与を払うような既存のばかげた新エネルギー推進策を根本的に見直して、世界市場相手に大胆な勝負をしてもらいたいものです。

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2011年3月 3日 (木)

2月発電量★補助金と電力買取をダブルで減額、太陽光発電市場に冷水あびせるアフォ政権、同じアフォなら投票はしがらみのない新党のアフォに託したい

自民党政権時代に復活を決めた太陽光発電の設置補助金1kw7万円に加えて、太陽光発電システムの発電電力の買取を倍にする制度で、住宅用太陽光発電の年間設置台数は倍増しました。

それにともなう新規参入事業者の増加により、価格競争が進み、1kwあたり60万円から1kwあたり50万円へと、システム設置費用の相場もこなれてきました。

行政では1kwあたり40万円という金額を、普及促進によるコスト削減で到達する設備費用の目標にしてきましたから、2年間であと一息というところまで来たといえます。たいした成果です。

しかし、この好調な流れも、残念ながら、来年度に予定される補助金1kw=4万8千円、買取単価1kwh=42円という大幅な条件変更が実施された場合、大きくブレーキがかけられることは間違いありません。

導入効果をオーバートークでかさ上げする、口先付加価値商法の訪問販売でないと事業として採算がとれないような、3年前の市場状況に逆戻りする可能性も考えられます。

訪問販売業者的には、情報をオープンにするメジャーな業者が戦いやすい好条件の後押しがあって状態消費者がどんどん賢くなる市場よりも、情報弱者相手に確実に利益を稼げる市場のほうがいい訳です。

しかし、市場全体でいえば、いろんな業態の事業者の参入で活性化しはじめた太陽光発電の市場に、冷や水を浴びせかける決定で、さすが空気よめないゲンバくんが政策司令塔に立ってる、民主党B政権らしい判断だと苦笑するしかないです。

最初から補助金を減額する予定なら、買い取り価格増額のほうを補助金減額にあわせて実施する形にして、マイナスを緩和すればよかったと思います。

おそらく、財政再建の姿勢を示すということで、一律カットの線であれもこれもダブルでマイナスしたんでしょう。
しかし、どちらもフルスロットルで進行させておいて、いきなりブレーキをかける逆効果をわかってないあたり、ものすごくヘタクソなやり方だと思います。(余談ですが・・民主Bのネオコンの面々ってSEXもヘタそうなんですが爆)

5kwのシステムで補助金1kw7万円が1kw4万8千円に減額した場合、11万円の差が出ますが、さらに電力会社の10年間の買取契約が1kwh=48円から1kwh=42円になった場合、年間売電量が5000kwhの場合、10年間で30万円も違ってきます。

あわせて40万円強・・補助金差し引いての費用負担が200万円くらいですから40万円は強烈です。

無駄に学校の屋上に蓄電池なしで太陽光発電設備だけつけて、せっかくの電力を廃棄しながら、電圧抑制を発生させる無意味な行為に予算を使うくらいなら、新規の市場として形成されつつある住宅用の支援にまわしたほうがいいと思うのですが、どうでしょうか?

それとも、各省庁の一律カットの原則を破り、文部省の予算をけずって経済産業省の予算を増やすという、縦割りのおきてを犯す予算編成は、最終的にリークやらサボタージュやらで役人に復讐されることになりかねない・・・霞ヶ関では犯すべからざるタブーなんでしょうか?

鳩山さんが退陣に追い込まれてからの、民主党政権を見ると、たいした努力もしないまま、役人が書いたストーリーの上で踊らされ、”お上手お上手”と先生におだてられながら、自信満々にお遊戯をしている幼児を見ているようで、ほとほとうんざりしてしまいます。
選挙で政権政党がかわっても、最終的に役人が書く同じストーリーのうえで踊らされるだけなら、選挙する意味も国会議員も意味ないだろうということになります。

名古屋の市議会リコールでは、議会がなくても困らない・・・議会なんて誰がやっても変わらない全会一致の議会の実情に市民が感ずいてしまった結果、市議会議員の全員リコールが成立しました。それと同じで、国会の与野党のやり取り、カン政権の運営の仕方とか見ていると、”国会もいらんだろう!”という気になります。

統一地方選では地域新党の候補がたくさん出てきそうですが、政権交代しても、脚本を書く役人が同じでどうせ変わらないなら、次の選挙では、思い切ってしがらみがない新党にやらせてみてもいいかと思う今日この頃です。

以上余談が長くなりましたが、各地のユーザーの発電量を公開します。

発電量データ・・画像をクリックすると拡大します。

シャープ5.28kw 南南東 
月間535kwh(1kwh=48円換算、25,680円) 1kwあたり月間発電量101kwh 
201102sh528sse
三菱4.75kw 南西 
月間482kwh(1kwh=48円換算、23,136円) 1kwあたり月間発電量101kwh 

201102mx475sw

三菱4.16kw 西・南・東 三面 
月間364kwh(1kwh=48円換算、17,472円) 1kwあたり月間発電量87kwh 

201102mx416wse

シャープ5.12kw 東南東 
月間407kwh(1kwh=48円換算、19,536円) 1kwあたり月間発電量79kwh 
201102sh512ese
シャープ3.21kw 東北東  
月間222kwh(1kwh=48円換算、10,656円) 1kwあたり月間発電量69kwh 
201102sh321ene

国でも地方でも、公共施設への太陽光発電設置にかなり金額の予算が計上されていますが、公共施設を地域防災拠点とする意味でも、太陽光発電設備単発ではなく蓄電設備も併設にするプランにしてもらいたいものです。
電力会社的にも、電力が過剰の時の緩衝機能ができるわけで大歓迎でしょうし、エネルギー自給率向上のため、自然エネルギーの本格的な実用化をめざすスマートグリッド網に役立つインフラ整備になります。頭がいいというのが自慢のエリート官僚な人たちなんでしょうから、ゲンバ政策司令官をおだてて、限られた予算を有効に使う工夫を考えてほしいものです。

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2011年1月 6日 (木)

最悪の12月発電量ですが、年間経済効果40万円以上というお便りも

11月が軒並み好調だった発電量ですが、12月はどこも撃沈モードだったようです。
やや北向きの当社の3kwシステムなどは月間最低記録の157kwhと最悪の結果でした。
でも、年間トータルすると、40万円以上の経済効果が出たというお宅から、うれしい知らせもいただいてまして、何事も長い目でみないといけないということでしょうか?

でも民主党のメインの支持層から、不信感をもたれたカン総理は、長い目で見てもらえないでしょうね。そもそも人の道を守っているるかどうかという本質的な問題が問われていると思います。この先何をやっても史上最低の総理大臣のそしりは免れないでしょうね。

さて、太陽光発電の話にもどりますと、年間経済効果が40万円以上のお宅ですが、ガスからオール電化にされる前は、年間光熱費は50万円だったそうです。平成22年の集計としては 買電額は148267円 売電額は123888円 差し引きの電気代24379円ですから、最終的な光熱費を比較してみると、50万円ー24379円=約47万円の経済効果が出たそうです。

このお宅は、東西設置で、両隣の大屋根の影響で影がかかるとか、発電条件はよくないですが、4.96kwという大容量だったのと、割高なプロパンガスだったということで、大きな経済効果が出たと思います。

参考データ(クリックすると拡大表示します)

4.96kwシステム東西設置、両隣の影あり 
12月発電量 267.7kwh(こちらの発電量も悲惨ですね) 
201012sh496we
201012sh496wekounetsuhi
そのほかのユーザーさんのデーター

三菱4.16kw 西・南・東 三面設置
12月発電量 290.7kwh

201012mx416wse
シャープ 5.12kw 東南東設置
12月発電量 310kwh
201012sh512ese
日が短い上に、悪天候がかさなりどこも大苦戦の12月でした。

これからどんどん日が長くなりますので、今後に期待してください。

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